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Futaroの日記: やっぱり月記

日記 by Futaro

このところ、忙しくなってきた。ここの日記も滞りがち。で、今月の「日記」(?)です。

最近、ちょっと時間ができるとデジカメを持って写真を撮りにいく。昔のコンパクトカメラと違って、今のデジカメは空の色を思い切りビビッドに、勝手にしてくれたりするので、たいしたウデがなくても「オレって結構写真ウマイじゃん!これで食えるかもー?」とかいう、短絡的な気分になったりすることも多いんだよね。まぁ、普通はそういうことはまず無いわけですが。

でも、食えるかどうかはともかくとして、きれいな写真が撮れるのは大歓迎。ときとして現実離れした空の色になったりすることもあったり、特に赤い花を緑のバックで撮ったりすると、花が「浮いて」しまうこともあるけど、おおかたきれいな写真が撮れるように、調整してあるものなんですよ。デジカメは。

で、最近のデジカメは機種の変わりが激しくて、ちょっといいのを買ったと思ったら、すぐに次の機種が出る。目移りしているときりがないので、「古くてもおれはこれがいいんだ」という納得の機種を選ばないと、本当に後悔する。

うちの場合は銀塩時代が長くて、それも一眼レフが多かったので、デジカメも一眼(安くなったし)、とも思ったけど、ここは「EVF(Electronic View Finder)つき」のレンズ交換のできない機種にした。レンズ交換ができなくても、ズームがそれなりの性能で広角28mmがワイド端であれば文句はない、というのが私の使い方。

今流行のデジ一眼ではなくってEVFにしたのは、デジ一眼という製品カテゴリが35mmのフィルム時代のへその緒を引きずっているから、イマイチ「最先端」という気分が、技術屋としてしないから。だって、もともと一眼レフは、ファインダと実写の誤差を嫌って「見たままを撮る」ことを目的にできたものでしょ?で、アナログ時代はこれがたしかにある意味「最高の回答」だったわけだ。でも、デジタル時代の「見たままが撮れるファインダ」は、撮像素子そのものから映像情報が取れるんだから、それをそのまま取ってこない手はない。これは「見たままを撮る」という目的で見れば「一眼レフ以上」でしょ?

欲を言えばレンズ交換式のEVFカメラが欲しいのだけれども、いま、そういうカメラがない。レンズ交換式といえば、可動式ミラーがあり、ペンタプリズムのある、旧態依然、35mm時代のへその緒を引きずった、ある意味テクノロジーの歴史的流れから見ると悲惨な「一眼レフ」しかない。EVFに徹すれば、精密な可動部分も減るし、プリズムのような光学系も必要ないばかりではなく、視野率が完全に100%でいける。経年変化もなくなる。コストダウンも堅牢性も性能も一眼レフ以上に、簡単にできる。

きっと、多くの人にとっては「一眼レフ」の「高級カメラ」のイメージがいまだに強烈なんで、そのイメージに引きずられて、市場ができあがっている、というのが本当のところでしょうね。人間って、そう簡単に理屈通りには変われない。

それにデジタルになることによって、カメラというカテゴリ自身が、「ネットワーク化された映像情報機器」という位置付けを持つようになってきたから、本当はカメラというジャンルさえなくなっていくのかも知れないね。趣味としてはさびしいことだけれども。

本当はこれにWiFiを付けて、クルマのなかのPCに、今撮った写真をワイヤレスで送ってほしい。こうすると、高いフラッシュメモリカードもたくさん買わなくて済むしね。

いま、最先端のデジカメを作ることは可能なのに、いろいろな制約からそれをしないよね。でも、どこかが是非、やってほしい。イメージではなくて、本当に最先端を見据えたデジカメが欲しい。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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