フリーランスのITエンジニアが労災保険への加入可能に
タレコミ by Hamo73
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
週刊少年チャンピオンに連載中でアニメ化も発表されている漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』で人気投票が実施されたが、投票総数「20潤2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682票」という巨大な値が話題となっている(作者ツイート、togetterまとめ)。
これは「誰に何票投票しても良い」というレギュレーションによるもの(作者ツイート)。応募はがきに「投票するキャラ名」と「何票投票するか」を書くのだが、そこで5000兆票と書いても有効だ。ただし、「集計者がブッ壊れる」ような値は無効ということで、不可説不可説転やふぃっしゅ数などのガチの巨大数は集計されなかったようだ。1潤無量大数が10の104乗であることからすると、グーゴルは有効で、20万グーゴル票を送った人がいたと思われる。
バージョン管理システムGitに認証情報を盗まれる深刻な脆弱性が発見された。パッチがリリースされている。(公式発表、Security NEXT)
credential helperにおいてエンコードした改行を含む細工したURLを用いることで、任意のサーバーの認証パスワードを取得し、他の任意のサーバーに送信させることができるというもの。対処済みのバージョンとしてバージョン2.17.4, 2.18.3, 2.19.4, 2.20.3, 2.21.2, 2.22.3, 2.23.2, 2.24.2, 2.25.3, 2.26.1がリリースされている他、とりあえずの回避策としてはcredential helperの無効化が挙げられている。
四国八十八ヶ所霊場第二十二番札所である平等寺(徳島県阿南市)で、スマートフォンを利用して賽銭をキャッシュレス決済する実証実験が行われている(BITDAYS)。
日本の小銭をあまり持っていない外国人参拝客が増えていることから導入を決めたとのこと。使用できるサービスはAmazon Payまたはd払い。アプリで金額を指定してQRコードを表示させ、それを賽銭箱の横にあるタブレットに読み込ませることで決済される。
QRコード(スマホ決済)でのお賽銭についてよくあるご質問には、「御利益が無さそう」「音がしないと仏様に気づいてもらえないのでは」などの質問と回答が掲載されている。
厚生労働省がメタボ検診の効果検証のため2009年に構築した「ナショナルデータベース」について、入力データの約8割が突き合わせできず有効に活用できていないと会計検査院が指摘した(NHKニュース、日本経済新聞、毎日新聞)。
このデータベースは、特定健診(いわゆるメタボ検診)の効果を検証し医療費の抑制につなげるため、診療報酬明細書(レセプト)のデータと比較分析することを目的に2009年に構築された。整備・運用のため14年度末までに約28億円がかけられ、現在までに検診およびその後の指導に関するデータが約1億4千万件、レセプトデータが約97億件格納されている。
ところが会計検査院が11年度と12年度の検診データ約4820万件について調べたところ、8割近い約3670万件がレセプトと突き合わせできなかった。
原因はデータの正規化が適切になされていなかったこと。厚生労働省の作成したマニュアルが統一されておらず、医療機関では特定検診の被保険者証番号・記号を全角で、レセプトデータを半角で入力していた一方、データを受け取った健康保険組合や社会保険診療報酬支払基金では検診データが半角に、レセプトデータが全角に変換されるようになっていた。これらのため個人情報のハッシュ値が検診データとレセプトデータで一致せず、突き合わせが不可能となっている。
厚労省は12年の内部検討会の時点で照合率の低さを把握していたと見られ、2013年には報道もされた(スラドでも取り上げた)にも関わらず適切な対応を怠り、検査院の指摘を受けてようやく今年7月に民間業者と改修契約を結んだ。厚労省は「既に集めたデータも照合できるように今年度システム改修を進める」としているが、ハッシュ値を直すには原データが必要だろう。全データの入れ直しになるのではないだろうか。
他人のツイートを盗用する「パクツイ」は以前から問題視されてきたが、Twitterに報告すれば削除されるようである(The Verge、ITMedia)。
The Vergeの記事によると、フリーライターのOlga Lexellさんは、自分のジョークツイートを何度か盗用されているという。しかし、そのことをTwitterに報告すると、該当のツイートは数日のうちに削除され、"This Tweet from @(ユーザーのアカウント名) has been withheld in response to a report from the copyright holder."と書き換えられているそうだ。
実際、「"has been withheld in response to a report from the copyright holder." site:twitter.com」でGoogle検索してみると、約7000件がヒットする。ITMediaの記事では「このツイートは著作権者の申し立てにより保留されています」との訳が当てられているが、検索でヒットしたパクツイユーザーのURLのホスト名をtwitter.comからmobile.twitter.comに書き換えてみると、当該ツイートが「@(ユーザーのアカウント名)さんのこのツイートは著作権者からの申し立てにより表示できません。」と表示されるので、これがTwitter公式の訳であろう。
なお、Social Newsによれば、この規定は2012年には定まっていたようだが、今まであまり話題になっていなかった。Lexellさんはフリーライターで、報告の際に自分のジョークは知的財産であると訴えているのが、パクツイの削除が迅速に行われる理由かもしれない。
bitcoin取引所のMt. Goxで顧客が預けていたbitcoinのほとんどが消失していた事件は、当初言われていた送金操作の失敗を装って再送させる手口による消失は全体の約1%に過ぎず、ほとんどがシステムの不正操作によるものである疑いが出ている(読売新聞)。
警視庁が接続記録などを解析したところ、消失した約65万BTCのうち、再送を利用した外部攻撃の痕跡が見つかったのは約7000BTCに過ぎなかった。また、購入記録がないのにbitcoin残高が増えている不審な口座が少なくとも2つあることがわかった。不正操作により顧客のbitcoinを口座に移していたと見られ、このbitcoinを元手にした売買で利ざやを稼ごうとして、相場下落で多額の損失を出した可能性があるとしている。
マルク・カルプレス社長は読売新聞の取材に対し、不正口座については聞いていない、不正操作は社内でシステムをよく知る人間ならだれでも可能だが、外部から侵入されても同様のことができると述べている。
コンピュータエンジニア向け質問コミュニティのStack Overflowが日本語版を開設することはすでに伝えられていたが、12月2日のプライベートベータ公開に続き、12月16日にベータ版が公開された(公式ブログ、ITmedia)。
プライベートベータには2週間で約1200人以上のユーザー、140個以上の質問、240個以上の回答が集まり、1日でも早く公開したいという運営会社Stack Exchange Networkのジョエル・スポルスキ社長の希望により、16日に公開となったとのこと。
物事のやり方は一つではない -- Perlな人