KY Cowardの日記: 立憲民主党はなぜ比例で負けたのか? 8
日記 by
KY Coward
ふと思い立って、前回と今回の衆院選比例得票を比較してみた(Wikipedia調べ、一部四捨五入)。
48得票数 議席 49得票数 議席 増減
自由 18,555,717 66 19,914,883 72 増加
立憲 11,084,890 37 11,492,116 39 微増
希望 9,677,524 32 消滅
維新 3,387,097 8 8,050,830 25 激増
公明 6,977,712 21 7,114,282 23 微増
共産 4,404,081 11 4,166,076 9 微減
国民 2,593,375 5 生成
新選 2,215,648 3 生成
社会 941,324 1 1,018,588 0 得票微増・議席消滅
結論としては、衆院比例で「立憲」と書く人はほぼ変化していない模様。要は前回「希望」と書いた人は元々「立憲」と書く気が無かった方々みたいで。そう考えると、
- 「立憲」は元「希望」の多数を吸収合併したが、それが元「希望」支持者の反発を招いた。
- 「希望」の受け皿に「国民」がなれなかった。代わりに「維新」が元「希望」の受け皿になった。
つまり立憲民主党の失敗は政党の合併だった(ついでに国民民主党の体力も大幅に削いだ)わけだが、この政党合併と言う失策を責める声がほとんど聞こえてこないのは何故なのだろうか。代わりに全然関係ない四野党共闘が原因だと言い出す始末。維新公明共闘や自民公明共闘はあんなにも成果をあげているのに。
テクニカル面 (スコア:1)
総務省から速報値が出ていました [soumu.go.jp]
政党の主張でなく選挙制度の面から見ると
(おそらく国民民主党に有利な方向)
1議席分の得票があったにも関わらず公明党(与党)に配分された
という点が気になります。
立憲民主党は維新の候補者に立候補しないよう直談判する位なら、国民民主党と事前協議して略称を決めた方が利益になったのかもしれません。
Re:テクニカル面 (スコア:2)
> (おそらく国民民主党に有利な方向)
これなあ。
「民主」の略称は国民民主党の方が先に使っていて立憲民主党は「立憲」だったのを今回「民主」に変えてきたので、立憲民主党にとって損だったとしても仕方ないけど国民民主党が取るべき票を攫っていったかも知れないとするとずるい。
Re:テクニカル面 (スコア:1)
略称に関して、仮説までいかない想像なんだけど
まず、前提として届出の略称に関わらず「民主党」という投票が一定数存在するという認識を両党が持っている。
その上で、
・両党とも届出略称を「立憲」「国民」など「民主党」以外にした場合
→他に自由「民主党」や社会「民主党」が存在するため、「民主党」票は無効、あるいは4党で按分(=自民に半分盗られる)
・片方が届出略称を「民主党」にした場合
→その党が「民主党」票を総取りする(もう片方には許容できない
・両党ともに届出略称を「民主党」にする。
按分なので、そこまで損はしない。党としてはフルネームでの投票を呼び掛ける。
「立憲」「国民」などの票は他の党の名称と被らず明らかに立憲民主党、国民民主党を指すため有効票。
なので、選挙戦略としては両党とも「民主党」で届けるのが有利と判断したのでしょう。
傍証としては国民民主党のみが略称「民主党」であった25回参院選の比例得票数が
立憲民主党 7,917,720.945票、国民民主党 3,481,078.400票で国民民主党の得票率が衆院戦より高い
(ただし、その反論として選挙区の得票率(母数から無所属除く)でも大差ないから今回国民民主党が埋没しただけ、もありえる)
Re: (スコア:0)
友人の一人が「れいわ」に投票したと話してて、理由がひらがなだったから書きやすかったと言ってた。
割合は分からないけど、こういう人もゼロではなさそう。
民主党の案分についてもそうだし、略称は単に届け出じゃなくて何か管理したほうが公平なんじゃないかな。
それより他国同様に記号選択式の投票にしたほうが分かりやすいのだけど。
Re: (スコア:0)
れいわに投票する層は自分達が少数派だと分かってるし、「素直に政策で評価したと言えば引かれるから適当に理由をでっち上げる」というのもありそう。
ひらがなが書きやすいもだいぶ馬鹿な理由だけど、宗教に嵌ってるみたいな目で見られるよりかは…。
他に熱心な野党支持者の周りは口だけは同意するってのもありがちなパターン。
エコーチェンバーで自分の異常さに気付かなくなる。
数字の読み方が少し間違ってる気がする (スコア:0)
> 結論としては、衆院比例で「立憲」と書く人はほぼ変化していない模様。要は前回「希望」と書いた人は元々「立憲」と書く気が無かった方々みたいで。
得票数が横ばいであることと、立憲に投票した人が変化してないこととはイコールじゃないですよ。
労組の組織票は今回間違いなく一部離反しているので、それでも得票数がほぼ同じであるなら、その差分は前回の希望支持者(の一部)である可能性が割と高いと思います。
Re:数字の読み方が少し間違ってる気がする (スコア:1)
大阪でも、辻元氏が比例代表で残れなかったわけで。
かなり、出入りがあったと思います。
まあ、立憲民主党は、民間企業の労働者は眼中になかったようだし。
なぜだ! (スコア:0)
ガキだからさ