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日記

Kyoutarou.Nekoの日記: ネットワークの中の律子さん(その13) 7

日記 by Kyoutarou.Neko

プロローグ
「京太郎、4年生で入ってきた高なんとかって子いたよね。」
「何です?律子さん。高杉新作君ですか。」
「ああ、そうそう。やる気あるみたいだから伸ばしてやりましょうよ。」
「まあ、やる気は有るみたいですが空回る人もいますよ。」
「そうなんだけどやる気があるってだけで貴重じゃない?」
「んー、そうですね。いいんじゃないですか?」

その13
春になって新四年生が配属される季節になった。
今日は新四年生にちょっとした知識を与えるっていう学生のゼミだ。
最初は僕から。
「これからLinuxのセキュリティについてお話します。
(中略)
「このように二重三重にセキュリティの防御をするのは大変に意義があります。
「人的ミスやバグがどこに潜んでいるかわからないからです。
「OSを城に例えると堀を何十に穿つことと似ています。
「一番目が突破されても二番目でせき止めれればいい。
「その最中に一番目を直すこともできるからです。
「ユーザ権限にしたってそうです。
「たとえ乗っ取られても、コマンドでミスをしても制限があるので被害は最小に留まります。
「以上です。
その後同じマスタからの発表もあり、学生のゼミはとどこうりなく終わった。
高杉新作君が、その後ちょっと教えてほしいことがあると僕を指名して4年部屋に呼び出した。
画面をみると今いるデレクトリはrootとshは表示していた。`su -`でもしたのかな?と思った。
「高杉君、今ターミナルをみるとユーザ権限はrootになっているけどどういうことかな?」
「ああ、全部rootで動かしていますよ。」
何だこいつ、今日僕が言ったこと聞いていなかったのか?
高杉君は画面を見ながらアールエムスペースハイフンアールエフスペーススラ
「ああ、サーバの立て方教えて・・・。」
「ちょっと待った!!」
「なんです?」
高杉君はリターンキーを押した。
「rootで使う恐ろしさが十分わかったか?たった一つのコマンドでもシステムが壊れんだぞ。」
「え?」
「今日からお前の名前は高杉新作じゃない!高杉抜け作だ!!」
「ええーーー!!

エピローグ
その後律子さんがあきれ顔で
「あんな大きな声で言うことないじゃない。ここまで聞こえてきたよ。」
「すいません。ついかっとなって・・・。」
「やる気なくささきゃいいけど。」
「すいません。」
次の日、高杉君は僕にまたサーバの使い方を聞いてきた。
今度はユーザ権限でLinuxを使っていた。
やる気はなくしてなかったようだ。
ああ、良かった。
「俺、高校時代のあだ名が抜け作なんです。」
乾いた声であははと言った。
その13終わり
ー6話終わりー

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  • by Anonymous Coward on 2016年12月27日 13時53分 (#3136266)

    やめるやめる詐欺であったかw

  • by Anonymous Coward on 2016年12月28日 2時52分 (#3136700)

    今では例のコマンドを実行するのも手間ですから(GNU coreutilsの場合)。

    ちなみに、一般ユーザーで実行したとしても、もちろん自分のファイルが消え去りますので、充分にやる気がなくなります。
    そこでゴミ箱に移動するrmだとかrm -iのエイリアスだとかに至るわけですが、先輩から忠告を受けたり。これはまた別の話。

    # 律子さん世界創造(make world)編はありますかね、わくわく
    # それは'90年代だ

    • 今では例のコマンドを実行するのも手間ですから(GNU coreutilsの場合)。

      ちなみに、一般ユーザーで実行したとしても、もちろん自分のファイルが消え去りますので、充分にやる気がなくなります。

      バックアップをちゃんと取っとけばいいですよね。
      高杉君は初心者なのでそんな考えに至りませんが。

      # 律子さん世界創造(make world)編はありますかね、わくわく
      # それは'90年代だ

      あんまり知識が無いのでわかんないんですけど、インターネットが商業開放された時期ってマルウエア的にはパラダイムシフトがあったんですが、そのほとんどがMicrosoftの陰謀みたいな側面があります。Mail型ウイルスの反乱ですね。実際に私が触ったのは1998年の4月ですので90年代のことはそんなには分かりません。もうMailerはOutlook使うなと最初に言われました。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        あー、ウイルスとは関係なくてですね。
        Linux以前の時代ですと、フリーなソフトウェアはソースコードをもらってきて自分でコンパイルするのが普通だったのです。
        コンパイルするにも手順があるのですが、それをある程度まとめてやってくれる「make」というコマンドがあります。

        設定ファイルの書き方しだいなのですが、基本は「make」だけでコンパイルだけ、「make ほげほげ」で別のことを
        する、といった感じ。で、手順として「make world」と実行するソフトがあった(ある)のです。X Window Systemも
        そうだったはず。Xみたいな大物は1日かかったり。1990年代前半、もう少し後までかな、当時はそんな感じだったのです。

        # Outlookは最近遭遇しました。あれでOutlook以外のメーラーとまともにやりとりできる気がしません。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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