Kyoutarou.Nekoの日記: ネットワークの中の律子さん(その14)
プロローグ
高杉君が僕にWebサーバの立ち上げ方を聞いてきた。
「高杉君、君の研究とは分野が違うだろ?」
「いえ、個人的興味です。」
なるほどやる気は本気らしい。
その14
「なんで先輩は俺の質問に的確に答えられるんですか?」
「初学者が陥りやすいミスとか疑問だからだよ。」
「先輩も誰かに教わったんですか?」
「いいや、自分で勉強したよ、研究室に入る前に。最近は律子さんもLinux使うぞ。」
「律子さんは近寄りがたいというかなんか堅物に見えるんですよね。」
だから声かけづらくってと高杉君は言う。
「そうでもないぞ。まあ、女性らしくない所はあるけどね。」
肝心のWebサーバだがVine Linuxだったのであっさり分かった。
高杉君は
「CGI作りたいんですけどPC立ち上げっぱなしにしてもいいですか?」
「止めとけ。研究室のWebサーバがあるだろそれを使いなさい。」
Webサーバの設定ファイルに自分のアカウント内でCGIの許可を与える方法を教えた。
将来的にはWebサーバの管理を任せてもいいかもしれない。
僕はそう思った。
「高杉君、ずいぶん熱心じゃない。」
律子さんが言ってきた。
「結構手間はかかりますがちゃんと伸びたら管理とかを教えてやろうと思います。」
「他の研究室の人、誰も手伝ってくれないからねえ。」
「まあ、個人的にLinux使っている人はいないでもないんですけどね。管理となると誰も責任を取りたがりませんから。」
数日後、高杉君が
「すいません。調べてたら英語しかなくなっちゃって、教えて欲しいんですけど。」
「質問には答えるけど、高杉君はマスタに上がるつもり?」
「はい、そのつもりです。」
「だったら4年生のうちに英語の文献で知識をつけるってことを学びなさい。気後れしないで英語を読む!そうじゃないとマスタはやってられんぞ。」
「そうですか・・・。」
「まあでも、質問には答えるよ。CGI作成のためのスクリプト言語は何?」
「Perlです。」
「Webは何処?」
高杉君はgoogleで検索して、示した。
「ああ、これね。」
僕は解説をした。
一月後、高杉君がなんか知らないJavaScriptがHtmlに埋め込まれていると言い出した。
その14終わり。
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