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日記

Kyoutarou.Nekoの日記: ネットワークの中の律子さん(その22) 2

日記 by Kyoutarou.Neko

その22
僕、京太郎が教官にドクタ行きたいんですけどと言ったらあっさりいいよと返ってきた。マスタに上がって4年生の時とはテーマが違う研究を選んだ。教官とも専門が違う。まずは知識をつけなければいけない、このテーマがドクタに繋がるかもしれないのだから。英語の論文と和訳されている本を片手に調べることから始めた。要は周辺の知識をつけ本丸(専門)に近づこうということだ。今は何も知らない。マスタとして来週には英語の本の1章を読み発表することが迫ってきている。この時期マスタの2年は就職活動で忙しいのだ。4年生も就職活動をしている奴もいるが、何もわからない4年から英語の本の発表をするだなんて考えられないのだろう。だからこの時期はマスタの1年がやることになっている。去年度にやったことがあるのでやり方がはわかっているがまだ英語に慣れていない。マスタとしては英語で知識をつけることも重要なのだが苦手意識は消えない。英語は大変なのだ。とりあえず発表する英語の本を読み理解しPPTに記述し進めていく。すると高杉君がやってきた。
「すいません。研究ってどうやればいいんですか?」
うーん、また基本的だが難しい質問をしてくるな。
「個人的な意見しか持ち合わせていないけど、それでもいい?」
「はい、ぜひ教えてください」
「発想力と行動力、だと僕は思っているけどね」
「発想力と行動力ですか・・・。具体的にはどういうことですか?」
「例えば、高杉君がこうやって質問してくるのも行動力の一つだよね。自分の中にないものをはっきり認識して質問に来る。そういう意味では高杉君は研究をする素質があるということだね。何も知らないなら知ればいい。まずは調べてみることから始めたらいいんじゃないかな?そこから研究テーマへと近づいて行く。そこで発想力だ。様々な知識から新しい知見を得る。簡単なことでいい。そこが自分の研究の肝となる」
これで分かるかな?まあ自分もこれが正解とは思ってないけど。
「そうですか、あの、律子さんにも聞いてみたいので間に入ってもらえませんか?」
「高杉君だけで質問していけばいいじゃない、答えてくれると思うけど?」
「律子さん、話しかけづらいんですよ。先輩は話しやすいんですけど」
あー、僕がお人よしってことだね。まあ、そう見られても仕方がないか。
「分かった、協力するよ」
高杉君の為だ、やりましょう。
その22終わり

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  • by Anonymous Coward on 2017年03月02日 12時17分 (#3169546)

    > 英語の論文と和訳されている本を片手に調べることから始めた。

    英語の論文と和訳されている本で両手がふさがった。w
    もしかして、

    和訳されている本を片手に英語の論文を調べることから始めた。

    でしょうか?

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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