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日記

Kyoutarou.Nekoの日記: ネットワークの中の律子さん(その25) 2

日記 by Kyoutarou.Neko

第十話
プロローグ
「律子さん、ここです」
「え?!見つかった?京太郎のいう通り、1時間余分にみといて正解だったね」

その25
僕と律子さんは研究会での対外発表のために、東京に来ている。地図をインターネットで検索したものを印刷し持ってきていたが、それでも40分ぐらい迷ってしまった。東京は町がごちゃごちゃしていてよく迷う。目印になるものが多いが、それ以外のものも多い。

研究会の予定は初日が学生、2日目が社会人か学者という組み合わせなので、僕ら発表は初日の予定だ。僕が午前で律子さんは午後。

発表開始20分前だけどもう人は集まっている。会議室に入ると僕らは先に来ていた教官に挨拶をしてから、適当なところに座った。正面には備え付けの発表用のスクリーンがあり、手前の長机にプロジェクタが設置されている。このプロジェクタに自分のノートPCをつなぎ、PowerPointで発表する。
「京太郎、緊張してる?」
「当り前じゃないですか。初めて自分の研究を研究室の面々以外に発表するんですから。律子さんはどうです?」
「そうたいして緊張はしてないかな、まだ。午後だし」
律子さんはすまし顔でそう言った。
まあ律子さんのことだからそつなくこなすんでしょうけど。
僕は自分のノートPCを立ち上げた。僕は3人目だ。まだ時間があるから練習できる。自分のPowerPointを見ながら重要なところだけを要約して発表の予習をする。自分で考え出した練習方法だ。絶対言わなきゃいけない事だけ重点的に把握する。そんなことをやっていたら始まった。
皆緊張しているようだ。無理もない、ほとんどの学生が発表経験が浅いのだから。

!!Hallo,world??

私、田村律子は京太郎がどんな発表をするか楽しみだった。きっと緊張して声が出なかったりするんだろうなー。もう2人目だね。
次だ。京太郎はノートPCを見てぶつぶつつぶやいている。2人目が終わった、出番だ。京太郎はプロジェクタにノートPCを接続して準備してる。持ち時間は一人30分、発表そのものは25分だが、質疑が5分ある。
京太郎の順番が始まった。声の大きさはいいね。張り上げている。けど早口だねー。25分以内に収まりはするけど余っちゃうんじゃないかな?あ、止まった。2、3秒経ってまたしゃべりだした。また止まった。今度は10秒ぐらい止まってた。止まったり喋ったりを繰り返しているね。でも、噛んだりつまったりはしてない。
「3分ほど早いですがこれで終わりです。」京太郎は疲れた顔をしていた。
なんとかやり遂げたね。質疑が終わってようやく終わりだ。
プロジェクタからノートPCを取り外しこちらにやってくる。
「どうだった?京太郎」
「めちゃくちゃ緊張しました。途中で日本語忘れるし。何喋ったらいいのかもわからなくなるし。初めては恐ろしいです…」
だから途中でよく止まってたのか。
「今度は律子さんですよ。食事挟んでからですけど。覚悟しておいてください」
「はいはい」
その25終わり

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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー

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