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L.Entisの日記: X'mas 誤用厨 3

日記 by L.Entis
表トピックのとあるコメントで、

"X'mas"ねえ… (スコア:0)
まさか,JAXAのサイトでこんな恥ずかしいものを見ようとは.
英語勉強してますか? > JAXAの人

少し興味を持ったので、根拠についてネットで少し調べてみました。

ちょっと調べただけなので根拠の信頼性については疑問ですが、X'mas を誤用とする根拠は、「英和辞典(研究社)」が有力そう。

X'mas は日本人の考案によるつづりらしいが、誤りである。

書いてあるらしい。

真相は Wikipedia の記述でほぼ間違いないだろうと思うのですが、

英語のChristmasの略記として、19世紀の英語圏では「Χ」にアポストロフィを付けてX'masとしたり、「Christ」の末字"t"を「Χ」に上付き添字したXtmasとする表記が多用されていた。現在の英語圏ではXmas、あるいは、X-masと綴る。また、フランスでは、X'Masと表記する例も散見される。非キリスト教圏である日本・台湾・東南アジアでは、X'masとの略記が主流である(日本ではこの略記を誤用とする説がある)。

結局、X'mas を誤りであるとする明確な根拠を見出すことは出来ませんでした。
(それほど時間をかけて調べていないせいもあるのかもしれませんが)

因みに X'mas 誤用説が広まりだしたのは、検索結果を見る限り、時期的には2005~2006年頃のようです。
また、同時期にテレビの娯楽情報番組でも取り上げられたようで、その影響で誤用説が広まったのではないかとも思えます。


また、こういう記事もあったりして

アポストロフィがつくようになったのがいつからなのか、誰が何の理由でつけたのかなどはわからないが、終戦後GHQの本部前のネオンサインに、Merry X’masとアポストロフィつきで表記されていたことが確認されているという。
(中略)
「日本人は、なにかを省略していることを表したくなってアポストロフィをつけたがるのではないか」と、日本在住の英会話教師は分析している。

この英会話教師の信頼性に疑問があることによってこの記事の主旨(X'mas は誤表記であるという)はほとんどあてにはならないのですが、終戦後GHQの本部前のネオンサインは X'mas 表記であったらしい。
これは、Wikipedia の「19世紀の英語圏では「Χ」にアポストロフィを付けてX'masとしたり、「Christ」の末字"t"を「Χ」に上付き添字したXtmasとする表記が多用されていた」を信用するなら、特に不思議ではないように思えます。

むしろ、推理されるのは、最も古い略記は「Xtmas」で、それが更に省略され「X'mas」となり、更に上の記事の英会話教師のように「キリスト教の信者としては『キリストは完全なもの』という意識があるので、アポストロフィをつけるのは心情的にやや抵抗がありますね」等ということを誰かが言い始めて、最終的に「Xmas」になった(Xmasに落ち着いたコミュニティがある)、というのが流れとしては自然に説明できるように思えます。
まあ、あくまでただの推理ですが。

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