L.Entisの日記: 牛肉食を文化だと言うならば 12
日記 by
L.Entis
A「牛肉食を文化であり、牛肉食を制限するのは文化の制限であって、慎重になるべきである」
B「私は牛肉を食さないし、それを良しとしない。だから、牛肉の煮汁を別の料理と共用するのはやめてほしい」
A「それはBの個人的な要望であり、それを根拠に文化の制限は正義に反する」
ここでまず注意するべき事は、Bが主張したのは、社会ルールとして、B個人に牛肉の煮汁を出さないということを求めているのか、あるいは、レストランで牛入りか禁牛かを聞かれたような場面で答えるのと同じような、局所的な要求なのか、だろう。
次に、もし牛肉食を文化だというならば、牛を食さないのは文化ではないのか、ということ。
何れも文化であって、文化を制限したり強制したりするのを是としないならば、社会ルールとして鍋を分けるようにするか、あるいは、牛肉を扱う場合には、出す前に訊くと言うことであって、それを確認しないで一方的に牛を出して(選択の余地のない状態で牛汁を飲まざるえない状況にするのは)、それは文化の強制ということになるだろう。
と、某所でのやり取りをみて、喫煙、禁煙について思った。
しかし、牛を食べるのが余りに当たり前の文化の中に浸かっていては、牛汁を飲むことさえ文化の強要だと感じるということに、鈍感になるのかもしれない。
これは私がいつも喫煙者に感じていることである。
B「私は牛肉を食さないし、それを良しとしない。だから、牛肉の煮汁を別の料理と共用するのはやめてほしい」
A「それはBの個人的な要望であり、それを根拠に文化の制限は正義に反する」
ここでまず注意するべき事は、Bが主張したのは、社会ルールとして、B個人に牛肉の煮汁を出さないということを求めているのか、あるいは、レストランで牛入りか禁牛かを聞かれたような場面で答えるのと同じような、局所的な要求なのか、だろう。
次に、もし牛肉食を文化だというならば、牛を食さないのは文化ではないのか、ということ。
何れも文化であって、文化を制限したり強制したりするのを是としないならば、社会ルールとして鍋を分けるようにするか、あるいは、牛肉を扱う場合には、出す前に訊くと言うことであって、それを確認しないで一方的に牛を出して(選択の余地のない状態で牛汁を飲まざるえない状況にするのは)、それは文化の強制ということになるだろう。
と、某所でのやり取りをみて、喫煙、禁煙について思った。
しかし、牛を食べるのが余りに当たり前の文化の中に浸かっていては、牛汁を飲むことさえ文化の強要だと感じるということに、鈍感になるのかもしれない。
これは私がいつも喫煙者に感じていることである。
それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
問題は、じゃぁ、牛肉を当たり前に食べる風習のあるところで、牛肉を食べたくない、と言っている人がそのためのコストをきちんと払うのか?と言う問題。
当然だが、事前準備等も含めれば別系統調理のコストは膨大だ。さらに顧客全体に占める割合があまりにも小さい場合は、あなたを特別扱いすることによるコスト増大は、店舗運営上莫大なものになる。あなたの財布は独りでそのコストをまかなわなくてはいけない。
なので、例えば高級レストランのように、客単価が高い所で事前に申し出てもらえるならば、対応は可能だ。そのレストランが、一日1000人を相手に食事を提供しているとしても、事前に言ってもらえれば対応は可能だろう。お値段がちょいとめんたまが飛び出るような金額になる程度のことだ。間違えないで欲しい。そこでは牛肉を食ったってめんたまが飛び出るような金額になる。
でもマクドナルドでは不可能だ。「材料を加工する」場所が「調理する場所」と異なっていて、提供できるものに自由が効かないからだ。材料を加工する場所では、一日何百万食分も加工しているしな。ちなみに、それを自由にさせようとした最初のバーガーキングは、コストが高くなりすぎて倒産した。
牛肉を食べたくない人がマクドナルドに行って
「俺用のメニューが無いのは不公平だ」
と叫んでも、マクドナルドは言うだろう:
「我々に、ビジネスチャンスだと判る形で、提示してください。
弊社のシステムは一人だけのために専用料理を作るようにはなっておりません。
その代わり、安いんです」
コスト分担に対しては、マクドナルドの客が言うだろう:
「お前の嗜好など知ったことか。お前の分はお前が払え」
.
ちなみに、高齢者医療費などを含めた「全」医療負担で考えると、喫煙者が減るとコストは増大する。喫煙者は統計的に早死するからだ。増大分のコストを「嫌煙者」が全額負担する事から考えてはどうだろう。なに。たいした金額じゃない。嫌煙家一人当たり、一日1000円程の追加出費で済む。しかも、その金額はすべてが、嫌煙家自身が年をとった後の高齢者医療費として使われるのだ。別に喫煙者の分を負担しろと言っているわけじゃない。
fjの教祖様
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
それの統計は前提条件に注意するべきかと思います。
日本のように全国民が原則健康保険に加入していて、肺がんなどの患者に巨額の保険料が必要となる場合、必ずしもそうとは限らないと思います。
仮に喫煙者が0になった場合に(まあこれ自体ありえない条件ですし、私の議論の中心は喫煙の禁止ではないのですが)、肺がん患者が減少する割合を計算し、それに使われる医療費が少なくなれば、(記憶が定かではありませんが確か)約1割徴収する保険料を安く出来る、という話を聞いたことがあります。
最も、この統計がどの程度、妥当性や現実性を持っているかは私には判断できませんが。
単に高齢者が増えるといっても、健康か不健康かで、医療費が桁違いに違いますし、一部では予防医療にお金をかけることで、むしろ治療費が抑えられ、保険料も少なくて済むという考えや、地方自治体に実践成功例が日本にはありますよね。
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
その計算自体は合っています。ただし「被雇用者健康保険」に限定するならば、という条件がつきます。
私もその数字を見たことがあり、そこでの結論は「だからこういう詐欺じみた主張に気をつけよう」というものです。
どういう事かと言うと。
仮に喫煙者が0になったとします。そして、肺癌患者の内、過去に一度でも喫煙者だった人は肺がんにならなかったに違いない、と仮定します。で、単純に「喫煙歴のある肺癌患者」にかかったコストを、被雇用者健康保険加盟者の数で割ります。すると保険料の1割に相当する、というのがこの計算です。
表立っている仮定の他に、影の仮定があるのですが、それらの仮定を全て是として計算すると、計算自体に嘘はありません。嘘は常に隠れた仮定に存在します。
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まず、最初の問題点は「肺がんにかからないことになった人達」はどうなるのか? と言う点です。肺癌に掛かっているならば、その人達の幾許かはそのまま死亡しますし、それ以外の人達の寿命も大幅に縮んだ状態で余命を生きることになります。それが無くなるのですから、全員「非肺癌患者」の寿命分布に従うことになります。これらの人達が「肺癌以外」の病気でかけることになるコストが計算されていません。
さらに、被雇用者健康保険はあくまでも「被雇用者」の間しか入れません。寿命が伸びて定年退職したら、国民健康保険に移ります。国民健康保険はただでさえ赤字なので、ここに追加の加盟者がのしかかると赤字幅はさらに膨らみます。これが計算に入っていません。
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で、実はここから先は予防医療と同じ問題なのでまとめて。
予防医療は若年層(70歳や80歳を「若年」というのもなんですが)が疾病にかかる確率を大幅に下げる、と言う意味では優れた方策です。しかし、これは単純に「疾病にかかりにくくする」だけではありません。平均寿命をのばす働きもします。
同じ怪我・疾病にかかったとしても、年齢が上がるに従って治りが遅くなる、という基本性質が人間にはあります。腕を骨折しても10代なら3ヶ月あれば確実につながったものが40代になると「あれ? そろそろ6ヶ月だよ??!」というぐらいかかるようになり、90代になると1年たっても繋がらない…と言う状態になります。このため、同じ怪我・疾病であっても、年齢が高くなるに従って、治療コストは急激に増大します。
よく、「若い人にはコストの高い治療を行ってでも治すが、年寄りは寿命と諦めるからコストは違う」と言う人がいますが、これは間違いです。確かに年寄りの場合は寿命と諦めますし、若い人を治療するほどのコストには至りませんが、それでもコストは高いままなんです。加齢に伴なう治療費増大分が、治る確率が低いが現状維持方式への切り替えとのバランスを取っているのであって、コストが下がるわけじゃない。
で、予防医療も、上記の喫煙歴のある肺癌患者0の場合も、それによって寿命が伸びたために高齢者側で発生するより多くの治療費のことを完全に失念しています。予防医療の場合、「ある特定の年齢層」とか「ある一定の期間」だけを見れば確かにコスト削減に繋がります。肺癌の例では「被雇用者保険」のコストは下がります。しかし、ある独りの人間の全人生を通じての治療コストで見た場合、長寿命化はコストを引き上げる方向にしか働きません。下がったように見えるコストは他の誰かに押し付けているのに過ぎないんです。ゴミを押し入れに押しこめば部屋は片付いて見える、と言うのと同じ原理ですね。でも、家にあるゴミの総量は変わらないんです。
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過去、医療に関連する発明・発見の多くは、「治療不可能な病気を克服する」ための発明・発見でした。ただし、それらはコストの安いものから順に発見されているので、近年治療可能になっている病気の多くは治療に高額な治療費がかかる、と言う問題と表裏一体になっています。このため、長寿命化はそのままトータル治療コストの増大となってしまい、いくつかの病気が0になると仮定しても、コストダウンにはならないんです。現在存在する治療法だけを元にコストダウンだけを考えるなら、「その病気で死んでしまう」のが一番コストが安くなってしまう。
これは別の言い方をすると、すでに治療法が知られている病気であっても、治療コストを大幅に下げる方法が見つかれば、それは商売になる、と言うことです。特に24時間監視を必要とするために入院を余儀なくされている病気、投薬を定期的にする必要があるために患者の負担が大きい治療法しかない病気、骨折などのように動く事を禁止せざるをえない怪我…のようなものに対する解決策は良い商売になります。
一例としてあげるなら、インシュリン投与のための無痛針なんかそうですよね。患者の負担が大幅に減った上に、生産方式も低コスト化を徹底したためにお財布に対する負担もほとんど増えなかった。
医療革命でもどちらかというと、このようなコストダウン…特に「患者が自分で動けなくなることによるコストアップ」分を相殺するようなものが多く世の中に出回らないと、『たばこを吸う人が減ると、社会的収益増大量に対し、医療費などのコストが大幅にアップしてしまう』などというブラックジョーク状態は改善しません。自由経済はこういうギャップを見逃さない(商売にして利益を上げようとする)そうなので…医療関係の規制緩和は大幅にやって欲しいですね。
薬のネット販売を禁止するなど、日本政府の活動はどうみても人の生活を悪化させようとしているとしか思えませんが。
fjの教祖様
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
> ちなみに、高齢者医療費などを含めた「全」医療負担で考えると、喫煙者が減るとコストは増大する。喫煙者は統計的に早死するからだ。
ここ、やはり慎重に計算しないと分からない部分です。
喫煙がリスクとなる疾患は癌・心筋梗塞・脳梗塞と言ったようないわゆる成人病全般なので、喫煙で早死にするといっても、単にそれは「早く老化するので、老人が使う医療・介護のコストを若年のうちに繰り上げて使ってしまうだけ」の可能性があるからです。
# 医療費のほとんどは死ぬ間際の数年で使われるので、こと医療費だけで見れば「健康な年寄り」は大きなコストにはならないことに注意が必要です。
ついでに言うと、「85歳の肺癌は寿命としてあきらめ苦痛を取るだけの治療になるが、55歳なら手術して抗癌剤を使って頑張る」というようなことを考えると、高齢者が増えれば医療費が増えるという簡単な計算になるかどうか分かりません。
# 多分それを踏まえたモデルはあるけど、仮定が多すぎて妥当性の検証がしにくい。
Re: (スコア:0)
どちらかと言うとマクドナルドがとち狂ってシュールストレミングバーガーでも発売し、それに少数の愛好家が付いたような状況の方が妥当かと。愛好家でも何でもない者から見ればテイクアウトして食えと言いたいところです。
Re: (スコア:0)
fjの教祖様ともあろうお方が、語るに落ちる議論をしていて泣いた。コスト最優先だと数の暴力になるから、みんなで知恵を絞って適当な落とし所を探しましょう、って至極全うな話に、「その金はお前払えよ」って‥‥‥。
GW呆けですか?
極論の例えで言うなら、食虫文化の国に、虫の煮汁が入ってるのすら耐えられない人がゲストとして来たときに、全うな社会を維持するために食虫文化国人側が外国人向けの食事のためのコストを払う、なんてケースもあり得るわけです。
# ラック色素の材料は~とかそういう話はここでは無関係だから突っ込み禁止
okky氏の言説は時々、何か意味がありそうなことを言っているように見えて何の意味もないことがあるから油断ならない。
Re: (スコア:0)
早く死ぬということは、老人性の痴呆を経ることなく死ぬ可能性が高い。
ということで、私はボケる前に死にたいです。
Re: (スコア:0)
> 「俺用のメニューが無いのは不公平だ」
> と叫んでも、
フィッシュもチキンもポークもあります。
ポテトは如何ですか?
ちなみに、フィッシュやチキンやポークを中心としたメニューは、
ビーフを中心としたスタンダードなメニューよりもお安くなっております。
コスト分担? 何それ?
# 実名出すならもうちょっと「ありそうな話」を考えようぜ
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
あぁ、君は味の素が2000年に直面したハラール問題を知らないんだね。
今は触媒の素材(商品の原材料そのものじゃない)に豚が使われていても「豚を食べさせられた。俺たちは宗教的に豚を食べないのに」と言う時代だぜ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB [wikipedia.org]
ましてや牛脂で揚げたフィッシュやチキンやポークやポテトじゃ、確実にNGだ。
ACなら無知でも構わないとか考えないように。
fjの教祖様
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
因みに、上の方のコメントのコストの話ですが、個人的には、選択に必要なコストは社会として負担してもいいのではないかなと思います。
鍋を分けるのを義務化とまでやらなくても(というかそこまで法律で決めるのには私は賛成できない)、混ざっているかどうか表示する、程度のコストは社会として有意義なコストだろうと思います。
まあ、これも何をどこまで対象にするのかは難しいところでしょうけど。
ところで、私は酒もタバコもやらない口なのですが、紅茶が好きで(半分くらいはカフェインが好きで)、仮に紅茶が法律で規制されるか何かしらの病気に罹ってドクターストップでもかかったら発狂ものだな、と思うのですが、自宅やオフィスなどのある程度私的な場所以外は、喫茶店などの許可された場所でのみの喫茶に制限されたとしても、何も困らないし、紅茶文化(?)への制約にもほとんどならないでしょう。
たとえ、これが日本茶の話だったとして、茶室でお茶をたててはいけませんというならまだしも、許可なく路上で抹茶をたててはいけません、と言われたところで、大した問題にならないのと同じように。
強いてあげるなら、秋葉原の路上パフォーマンスと同じで、路上でタバコを吸うのがタバコの文化だというならば、それこそ文化として守るにはどうするべきか、考えるべきだと思いますね。
しかし少なくともそれは、雑踏での歩きタバコやポイ捨てではないと思います。
Re:それだけでは、コスト問題を考慮していなさ過ぎる (スコア:1)
それは例として不適切すぎます。紅茶は飲むために必要な機材の関係でどうせ道路では野点できるようなものではない。また、その条件だとオフィスで紅茶を飲むことは禁止されないじゃないか。他にもいろいろ、条件が甘すぎるぞ。
どちらかと言うと…そうだな。こういう例が良いかもしれない。
「紅茶は以後、わいせつ物とする」
「紅茶を飲む行為は、以後わいせつ行為である」
「紅茶を飲む施設は、風俗施設と同様の束縛を受ける。つまり、教育施設、図書館、医療施設などから100m以内での営業を禁止する。」
で、まぁ紅茶を見せたり、人前で飲むのはセクハラである、と規定しているようなもの。
.
別の言い方をすると、「エログッズ屋がそこら中にある」以外は今の日本と同じような状態で、あなたの趣味がセックスの場合、と考えてもよい。紅茶を飲むためには吉原に行くか、川崎堀之内に行くか…とか。そう「呼ばわり」されている世界を考えてご覧よ。
fjの教祖様
他人を無知呼ばわりする割りに「答えになってない」件 (スコア:0)
マクドナルドに対しハラール対応を要求する騒動があったとも聴いた事はない。
バーガーキングがハラール対応を目指し(てコスト的に失敗し)た
と言う話も聞いた事無いなぁ。
「牛肉を扱っています」「牛肉以外も扱っています」と表明する事と、
ハラール対応して認証を受けると言う事は全然違う次元なので、
牛肉をハラールに置換するのは無理があると思うよ。
何? ハラールを意図していたにも拘らず牛肉って書いたの?
そりゃ苦しい良い訳だなぁ…
貴方の中では整合性が取れているのかも知れないけど、