Livingdeadの日記: Web SQL Database断念のお知らせ
ウェブアプリケーションのオフライン機能に必須であるブラウザに組み込まれたローカルデータベース機能だが、その一つが「W3C、「Web SQL Database」の仕様策定を正式に断念」ということらしい。
Beware. This specification is no longer in active maintenance and the Web Applications Working Group does not intend to maintain it further.(中略)The Web Applications Working Group continues work on two other storage-related specifications: Web Storage and Indexed Database API.
Web SQL Database W3C Working Group Note 18 November 2010
Web Storageはキーバリュー型のシンプルなデータベースAPI。値としては文字列以外のオブジェクトも突っ込めるはずだが、当初の規格ではキーと値共に文字列とされていたため実装によらず使えるのは文字列と思っておいたほうが今のところ安全。サーバとやり取りされないクッキーのようなものと言える。
Web SQL DatabaseはRDBMSのラッパーのようなものでGoogleとAppleが支持。MozillaとMicrosoftは不支持。実装しているブラウザが限られ、事実上SQLiteに引きずられる懸念もあり、今回正式に標準化が断念された。GoogleとしてはGearsの延長として標準化したかったのだろうが。
Indexed Database APIはキーバリュー型のデータベースAPIだがインデックスを設定して検索などが可能。この点ではGoogle App Engineのデータストアとも似ている。MozillaとMicrosoftが支持。
参考リンク
第4回 HTML5関連のデータベースAPIとWeb Storageの基本, 藤本 壱
第5回 Web SQL DatabaseとIndexed Database API, 藤本 壱
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