Maxの日記: まぁ、勝手にやってくれつーレベルの話ですが 4
仕事で行ってる先では場面によってはWindows 2000を積極的に
使っている。
WindowsXPや、Windows9x系の古いWindowsはその代わり
追い出すようにしている。仕事先の端末にはほとんどWin9x系も
WinXPも居ない。XPはアクティベーションウザすぎて顧客の
大多数をしめる一般のユーザには混乱のもと。Win9x系は不安定
すぎて業務には使い物にならない。
しかしクライアント機にUnix系のOSなんて、現時点では導入
できない。KNOPPIXのようなディストロがあったとしても、
実際使えばそれが今すぐ大量導入に向くものかどうかなんてのは
解るはず。これからのもの。
車に乗る人に整備工の技量が必要とされるべきではないのと
同様に、コンピュータを使う人々すべてにハックはできないし、
誰かがそれをすでに設定したものを作って配布するのが現実的
だが、そういう技術もようやくこれから・・・という感じ。
「Linuxがデスクトップで使える」というのは、いいところ
整備工レベルの人々が言っている話であって、MUAやワープロ
やスプレッドシートが使える技量レベルの人の話ではない。
もちろん、整備工スキルなくても使える配布形態を作るのは
目指すべき方向なのだけど。明日にでも使いたいユーザに今すぐ
お出しできるものじゃない。
利用面として見た場合、KNOPPIXでは、既存のディストロから
ソフトを組み合わせてリマスタリングするための技術がコアな
部分だと思う。Linuxを使ったクライアント環境を、ユーザの
必要に応じた状態にプライベートに構築し、それを配布可能な
形態にすることが容易にできればいいことがたくさんある。
しかし、これとて単にHDD上に置いたイメージをCD化して別
クライアント上に展開するだけなら、SymantecのGhostを
はじめ安価な既存製品で簡単にできる。
一からコツコツと手作業でインストールするコストと比べれば
Ghostを買った方が遙かに安い。しかし、実際Ghostのような
製品が無くても簡単にあるマシンの環境を試しながら複製する
ことができればそのほうがわずかばかりメリットはある。
が、インストールしなくても試せるというメリットはGhostの
様なクローニングツールにはない。
大量調達の際にも、受け入れ検査にCDを突っ込んでちょっと
調べるだけですむなら、かかる手間も減る。
サーバ用途ではLinuxとWindowsを混用している。
ユーザの集中管理にはWindowsのドメインベースの管理体系は
扱いやすい。ただし、WindowsNT4.0程度の範囲にとどめておく
方が、後の取り回しを考えても賢明。
分散したファイルサーバとしての機能だけ欲しい場合はWindows
サーバにドメインコントローラの役割を与え、sambaを仕込んだ
Linuxサーバを配下に設置するのが適切と思う。
サイト内のクライアントおよびユーザ管理というハウスキーピング
に限定した範囲ではむしろWindowsを中心に組んだ方がやりやす
い。もっともクライアントがWindows機であるという前提だが。
が、サーバとしてのWindowsが扱いにくいというかTCO高いと
思うのはインターネットに対するサービスやらもっと下層の制御やら
監視を行う必要がある場合。MSの提供しているサーバソフトは
どうも妙な挙動を示す時があって、外向けにはとても出せない。
不安定になり始めたらサーバリブートするしかない局面があまりに
多すぎる。富豪なサーバを組んでいるところでは安定するのかも
しれないが、限られた予算で本体に高価なサーバはおけない、
メモリもディスクもおいそれと増強できないという現実では、
Windowsサーバをこういう用途に使った場合のマージンの狭さは
非常に辛いのだ。
Linuxだと問題が発生してもたいていサーバプロセスの再起動
だけですむ。もっとも、もともとサーバには不要なGUIやら常駐
プロセスを切ってもっと必要なところにリソースを割り当てる
設定の自由度があって、安価な構成でも不安定な状態に陥ること
自体が少ない。必要であれば不要機能をばっさりおとして、
場合によってはカーネル自体を最適化して構築する様なことも
可能だが、Windowsカーネルにそれはできない。
ほかにも必要機能の設定がテンプレート化した設定ファイルの
複製と簡単なモディファイ程度でできるとか、裏方サーバとして
配置した場合のUnix系OSの管理のしやすさはWindowsは
とうてい及ばない。
便利かどうか、というのはUIの扱い易さだけで語られる問題では
ないのだが、どうもそのあたりに実務に携わった経験が本当に
あるのか?と聞きたくなるような意見も多い気がする。
結局、「適所適材」こそが末端の利用者とソフトやら機器を
提供する側の間にあってそれを組み合わせて環境を構築する自分の
ような人間がでまず考えることなのだが、ベンダが考える方向性も
いろいろな利用分野での利便を図ることを第一にしてほしいもの
だと常々思う。一つのプラットフォームですべてが解決できるわけ
ではないし、組み合わせや棲み分けを適切に行うことのできる技術
の充実が個々のベンダーに対する利益にもつながると思う。
有償で再配布できないソフトにせよ無償で再配布可能なソフトに
せよ、今目にしているのは作り手のエゴや自己満足ばかりが
目立ってしまって、双方の立場の人々がなぜか同じように口にする
「公の利益を目指すべき」という理念からはかけ離れているし、
それを巡る議論も利用者不在の様相でいつも違和感を感じる。
ありゃ以外にもコメントついてない (スコア:1)
ってまだ早すぎるか(w。
Desktop については私も考え方ややり方が同じです。
鯖は Internet に晒されない小さいところは M$ Windows 2000, でかそう、Internet に晒されるところは Linux or FreeBSD という感じに分けてはいますが。
問題はワーム、ウィルス関係かなぁ。管理者が細かく Windows Update してくれてればいいけど(^^;。
Re:ありゃ以外にもコメントついてない (スコア:1)
> でかそう、Internet に晒されるところは Linux or FreeBSD とい
> う感じに分けてはいますが。
ここだけは堅くしておきたいというポイントについては、
アプライアンス製品とか、信頼の置ける製品で固めるという手も
ありますね。高いですけど、あまり考えなくていいので。
長期に渡るリスクとか、維持コスト考えると、「そこそこで」と
いうイニシャル投資にランニングコストが上乗せされて、結局
下手すれば全然安くないという。しかし、相手の予算の振り回し方
という都合もあって、その場合は維持管理にかかるコストが大きく
てもいいという判断になることも多々。ま、その場合こちらが儲け
させていただく結果になりますが。。。そっちに誘導しようとは
思いません。
> 問題はワーム、ウィルス関係かなぁ。
アップデートはするに越したことないのですが、クライアント環境に
ついてはそこまで望めない。。。どうしても出口主義的な管理になら
ざるをえません。
鯖については、すでに他業者が導入したシステムの日常的管理がボク
としてはメインになってしまっているので、彼らにどうするか任せま
す。HotFixやQFEを適用したおかげで基幹が止まるという憂き目にあ
ったこともあり、ちんけな個人営業としてはそういう場面では大資本
の力業を積極的に使うことにしてます。顧客のエージェントとして動
くのがそういう場合は適切でしょうし。
-- (ま)
ヲタクと職人 (スコア:1)
技術者として一枚分かれるところですね。
コンピュータ関連じゃなくても
仕事をする者として普遍的に必要ですね。
Re:ヲタクと職人 (スコア:2, 参考になる)
まぁ、バックボーンに近いところでレイトコリジョンが発生してい
ることに気がつかなかった程度のタコなので、「リアリティ」に
ついてはまだ経験浅いなと我ながら思うのですが(苦笑
過去には会社な開発部署にいて、その後飛び出してから結構泥臭い
仕事をする羽目になって思ったのは、
「フィールドの経験無かったらいくら優秀でもダメ」
つーことでした。一利用者からの切実な要望が、開発部署では
「なにいってんだろ」
てな風にしか思えないのですよ。ボク自身はサラリーマン時代も、
顧客からの障害の一次切り分けとかをやる業務も経験してましたが
それですら、実際のフィールドの生々しさは全然違う。
もっとも、社内にもパンピーに限りなく近い管理職様とかおられる
ので、末端ユーザがどういう状態なのかを知るためのネタはあるん
ですが、大半がそういう状態のエンドユーザの環境でない限りは
意識の中からそういう人が使った場合のことまで思いおよばない
ようになってしまいます。
これは置かれた環境だから、その中で仕事をしている技術者の素養に
よほど厳しい視点がない限り望めないし、無理からぬこと。
また、ふつうのクライアントさんは技術なんて解らないから、
開発にとって心臓をえぐるような一撃はなかなか出てこない。
営業にとっての一撃は簡単に出せますが(笑)。
故に、開発部門の人間を随行させてプロトタイプのデモとかにこら
れた場合はよけいに手厳しい意見をしちゃうんですね。
そこで「あいつらは技術論解ってない」となめられちゃ、いい加減な
システムとか構築して納められてこっちがあとでこまるので必死(藁
想像力の欠如した人たちが最近目立つのですが、単なるヲタクと
技術者の違いは自分が置かれていない場面でのリアリティをいかに
想定できるか、あるいは検証しようと思うかということかなと
は思います。
最近はヲタク的に自分自身に対する感性だけ過剰で、それを仕事とし
て成立させられるだけの他者に対する感受性が希薄な人たちが多くて
時々げんなりするんですが。
-- (ま)