Maxの日記: まんがばんなうしか
連載の始まった頃、すでに私自身の「アニメ離れ」が進んでいて
雑誌を買うのが精神的にも経済的にもつらかったのはある。
以来周りの評価が高いのにへそを曲げて読まなかった。
後に映画の方は見たのだが、それは物語の最初のエピソードを脚色
したに過ぎないという話だったからだ。
家内が大学のころゼミで使ったというナウシカの漫画版があって、
一読を勧められたがなかなか読む気になれず。知人も一度読んで
ほしいと貸してくれたが一度も目を通さずに済ませたまま返した。
それを一気に読んだ。
話のバックグラウンドはむしろ使い古されたネタ。
宮崎氏の心の中を女性像を借りて描き出す試みもいわば手法。
「コナン」でかけなかった内容を書こうとしたのかもしれない。
「ラピュタ」でも過去に滅んだ文明とその遺産を巡る残された
人々の闘争がかかれていた。宮崎氏以外にも類似のファンタジーが
たくさんあるが、この時点で彼はこのテーマを書くのを一度辞めた
ようだ。
話を漫画版のナウシカに戻すと。5巻くらいまでは良くも悪くも
宮崎氏らしい話の展開。漫画では残虐なシーンも描いているが。
6巻、7巻からは彼自身の息が乱れているのを感じる。
7巻の結末には違和感を感じたがこれは力つきたのだろう。
「誰も殺してはならぬ」というラストの言葉だけに託した感がある。
しかし「王をいただかぬ国」については描けないし、作者が描いて
提示するべきものではない。それがどういったものになったかは、
フィクションではない世界にあまたと例がある。そこから先は、
彼のすべきことではないのだろうね。そのままこの漫画のストーリー
を延長させちゃうとロシア革命だし。
しかし、示唆するものはいくつかあるのは確か。
しばらく考えることもあろう。
おそらく、この作品を支持する多くの人とは意見違うだろう
けれどね。まぁ、今の時期に読んで良かったと思う。
参考
コナンの原作がアレクサンダー・ケイの「残された人々」:
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1491
http://www6.big.or.jp/~southern/conan/fukkan.htm
地味で読んでてあんましおもしろい小説ではなかったよ。
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