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Maxの日記: そろそろと

日記 by Max

イラクの3人の話と逝っちゃった彼の話とでここしばらく周りは騒がしかった。私は自分が当事者でもなくその場に居合わせたわけでもない事柄を述べるのはやはり気持ち悪い感じがするんだが、思うことがまったくないわけではない。

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危険だと再三言われていて、それを承知で行った連中。
それでもかの地で拉致され生命の危険にさらされている人が居ると報じられれば残された人間は助けないわけにはいかないのだ。

この顛末が自作自演だったとしたら?私は鼻で笑うだけだろう。
この手の自作自演はおそらくあちこちで行われていて、演出として何人かが殺されたりする。自分や知り合いがその観客になったり、エキストラにされるのは真っ平だ。もちろん主要な出演者にされたくもないが、生死は銃口を向けられた人間が左右できるものではない、死なせてくれない人たちがたくさん居るし、殺したがっている人たちもたくさん居る。しかし、生殺しの状態に居る人間はもっと多い。危険は常にそこにある。処分保留の状態のまま、世界中の人々が今人質にとられている。あるいは家畜のように生かされている。

私が望むのは、世界がそういった状態から抜け出ることだ。
が、そのための手法の中に他人の命であれ、自分の命であれ、差し出して使いたいとは思わない。

人質をとって自らの要求を飲ませるやり方の是否は議論するまでもないが、それに自衛隊の派遣是否の議論を絡めて語るのは結局テロリストの手法自体を暗黙のうちに容認したのと同じだと私は思っている。今回も署名を求めるメールがたくさん来た。そして今回も私はそのすべてを黙殺した。

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私が彼の書き込みを見て感じたのは不快感だった。
正確に言うと、彼が何を言っているのか判らないことから不快を感じた。もっと正確に言うと面倒だった。
しかし、自分にとってもっとも有益な出来事はもっとも不快な姿で現れるということを私は忘れていた。判断や選択の能力を放棄したことで、ひとつのチャンスを失ったのかもしれない。

彼が示した「ルール」を読んで私は息が詰まりそうになった。あのルールを破ったなら生きている価値は無いと彼は考えていたのだろうか?彼を知る人々の要約された言葉から彼の姿を私が知ることなど到底できはしないだろうが、私は彼の主張とまったく逆なルールで生きている。あんなに息苦しいほどに純粋なルールを当てはめられて私は生きていることなどできない。しかし、あのルールを目にした私は凄絶さと息苦しさと同時に、安堵と安らぎを覚えもした。

タローカードやルーンに正位置と逆位置という表出があるように、彼の示したルール自体が何か目に見えないものの逆理として語られているような気がしてならない。最後に彼が示したのは漫然とした私たちの「生」に対する逆理だったといえるのかもしれない。

私は彼の提示したルールの逆理を生きているような気がしている。そして、知るべき真実は両方の姿の後ろに隠れていてまだ垣間見ることすらできていないように思える。

自分の生死すら時には自分の自由にならない事もまた外見的には事実ならば、彼は最後まで自分の意志を貫いたといえるのかもしれない。はなはだ周囲にとっては迷惑だったろうが。

彼は周到に自分の死を計画していたのだろう。
それは彼の選択によるものだと思う。
そういう生き方も、いや死に方もあっていいんだろう。
私はただ単にそういう選択をしないだけのことだ。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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