Nautilusの日記: 三方一両損
ってなことを、誰だったか、医療制度改革で言っておったが・・・
どの辺が三方一両損にたとえられるんだ?
三方一両損って確かこんな話だったよな・・・
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ある日、長屋住まいの八つぁん(仮名)が、仕事帰りに3両入った包みを拾った。
ここで、猫糞しちゃえば話は終わってしまうのだが、八つぁん(仮名)は根っからの正直者で、これを奉行所に届けた。
何日か後、この3両の落とし主が見つかった。
越後屋さん(仮名)だったのだが、この人も頑固者で、その3両は拾った八つぁん(仮名)のものだといって頑として受け取らない。
八つぁん(仮名)も八つぁん(仮名)で、これは落とし主の越後屋さん(仮名)のものだとして受け取ろうとしない。
そこでお奉行様は一計を案じ、懐より1両を取り出し、2両ずつを八つぁん(仮名)と越後屋さん(仮名)に渡し、こう言った。
「八(仮名)、お前は3両を猫糞してしまえば丸々3両を手に入れることができたのに2両しか得られず1両損をした。
また、越後屋(仮名)、その方は素直に3両を受け取っておれば3両取り戻すことができたはずなのに2両しか取り戻すことができず1両損をした。
そして、私は、この件を解決するために1両損をした。
これで三方とも1両ずつ損をしたことになるのだから、これで治めてくれぬか。」
これをもって大川名裁きの一つの「三方一両損」という。
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以上はかなり脚色が入ってると思うけど、大まかにはこんな話だったよな。
ここでポイントなのは、本当に損をしているのはお奉行さまただ一人であるということ。
だって、八つぁん(仮名)は3両を拾わなければ1両も得ることができなかったはずなのに2両も得をした、この中で純粋に得をした人だ。
越後屋(仮名)にしても、3両を落としたところから考えれば確かに1両損をしているが、それでもなくなったはずの3両のうち2両も還ってきたのだから、それほどの損でもない。むしろ越後屋(仮名)自身は得をした気分だろう。
しかし、お奉行様は、本来払う必要のない1両を払って事を治めたのだから、お奉行様は純粋に1両損をしている。しかも奉行所の金でなく、ポケットマネーだったはず。
翻って、件の医療改革だが、三方(国民、医療機関、保険業)がそれぞれ本当に損をしてしまっていると思うのだが・・・
しかも、国は歳出が抑えられてうはうはってことだろ?
これを三方一両損というのはかなり抵抗があるのだがどうだろう?
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