NightWalkerの日記: 日本SF大賞
日記 by
NightWalker
「象られた力」での受賞との事。
この本を読んだときのことは日記に書いたはずなんだが、出てこない。
表題作の象られた力は、図像(イコン)の持つ力と図像を扱う芸術家の物語。
短編であるがゆえに、余韻が少なく、話が急ぎすぎるような気がした。
もっと平和な日々と、人々の暮らしに図像がいかに溶け合っているかをもっと書いたほうがいい。
それより、冒頭に収録されている「デュオ」が気に入った。
調律師が双子の天才音楽家と出会い、出生の秘密を知る物語。
二重奏のさらなる二重奏。最後まで楽しめる、きっと最も飛氏らしい作品。傑作だ。
きっとSF大賞選考委員もそんなところを評価したのだろう。
日本のSFも捨てたものじゃない。
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