NoGoodの日記: [私家版ブックレビュ]文庫改訂版
史上最大のむだづかい '91~'01
著 :村上龍
画 :はまのゆか
出版:角川書店
ISBN:4-04-158612-7一行書評:普通の人なら「3億円当ったらどう使うか」となる妄想、村上龍ならこうなるワケです(苦笑
以下本文:
もともと読みたかった内容なのですが、元版と改訂版の違いをチェックしたところ…
時の人、女子高生のオープンな秘密(苦笑)に文字通り一生を捧げた教授や、WBS で御馴染みだった平ちゃん等との対談が前面に出されており(目次しか比較検討してないので元版にも掲載されてる可能性大)、値段も手伝って文庫改訂版を選択しました。
現役な御大尽様は当然として、件の教授もかなり的を射た良い事(というか至極当たり前の事)言ってる気がしますが…惜しい御方を亡くしました(人)余談:
贖罪という意味では、無償(無報酬+必要経費自己負担)で財務省スーパーバイザーってことで景気好転まで(できなきゃ耄碌するまで)働かせるというほうが有益かと。
時々ボランティアの女子高生を募れば彼は満足するのだし(暴言
もし実現した暁には、きっと全国の同好の士から氏への志が死ぬまで(とかゆさて、ようやく本題ですが、資本主義の鋼の掟に従って逝って良しどころか早く逝け、というような処に投げ捨てされた「税金」を、より有効に使えたなら何ができたのか、という具体例を推定金額とともに列挙してある本です。
しかし、その選定基準が、一行書評で書いた通り一般人が「3億円当ったら何買うか」と考える状況を、村上龍ならこう使うぜ、という妄想入ってるわけです(苦笑
コロンブスの卵なので、その着眼点には素直に評価しますが、ざっくり 7:3 くらいの割合で個人的要求からきている戯れ言で、村上龍以外の人から見たら(税金の使いみち、という視点で読んでみたら)「税金をなんだと思っとるんじゃゴルァ」という内容でし(苦笑とは言え、野球で言えば三割打者なワケです。そこはさすがプロの文筆業、着眼点が違います。
腑抜け腰抜け中身抜けの某国政権には真剣に検討してもらいたいと思った項目(と額)だけ列挙しておきます。
言うまでもありませんが、実現可能性・実効有用性については無視。
また金額の算出根拠も不明、というか正直明らかに間違った算出方法の数字も入ってますが、書評ゆえコピペ引用です。
代替提案自体に意義を認めるものであります。並びは頁順です。
フィリピンのマングローブ再生(300億円)
途上国1万カ所に図書館(100億円)
すべての小中高にカウンセラー(4500億円)
水質汚濁対策(9000億円)
育児支援施設1000ヵ所建設(5000億円)
難民への経口補水塩補給(985億5000万円)
バリアフリータウン建設(5000億円)
途上国の子供すべてに基礎教育を(8400億円)
自然共生研究施設の建設(140億円)
土星探査機(4080億円)
パレスチナ復興支援(3600億円)
点字図書館(188億円)
世界の子供を失明から救う(20億円)
モデル都市としてバンコクの空気汚染を除去(3000億円)
米国並み疾病対策予防センター(2400億円)
盲導犬(4600億円)
有人深海調査船(125億円)
乾電池処理施設を全国に建設(47億円)
天然ガスパイプライン建設(3000億円)
日本文化センター建設(830億円)
(NoGood 註:途上国における)井戸の整備(2200億円)
選挙システムの電子化(1320億円)
砂防ダムを利用して電力供給(80億円)
家電リサイクル施設の建設(5000億円)
蛍光灯の完全リサイクル(47億円)
NGO支援(1100億円)
シベリア鉄道修復(240億円)
国連予算の完全バックアップ(1200億円)
カンボジアの地雷被害者に義足を送る(120億円)
超音波診断装置をチェルノブイリへ(10億円)
アジアからの留学生援助(3200億円)
国際宇宙ステーション計画半額負担(2兆4000億円)
すべての地雷除去(3兆9600億円)
ストリートチルドレンに毛布を提供(7500億円)
自然資源管理ネットワークの構築(6億円)
ごみ分別処理施設を全国に建設(1兆4500億円)
HIV 新薬開発(1584億円)氏
癌治療薬研究開発(2兆1000億円)
アジアへの HIV 感染者への援助(6000億円)
砂漠化防止年間費用(1兆440億円)
火星探査機(186億円)
電線地中化(3500億円)
グレートバリアリーフ保護1年分(480億円)
人口爆発の抑止(2兆1600億円)
アイバンク・コーディネーター(100億円)
世界中の子供にワクチンを(5回分)(300億円)
ルワンダにマラリア防止の蚊帳提供(45億円)
普通の日本在住の民草には縁の無い桁の額が並んでますが、同書によれば 1998 年度に投入された公的資金が約 60 兆円だそうで、日本がその気になれば、どれも余裕で消化できるハシタ金らしいッスよ(邪笑
なんかこの 三倍くらい借金(負債超過)に塗れてたような気がしなくも無いですが(苦笑
この本の思想的続編と思しき「13才のハローワーク」も新書か文庫に墜ちたら読もうと思いました。
# 結局あんまし確認してないですが、そのへんは正確なほうの数値を示してもらう方向でコメントコミュニケーション、通称 C2 しましょう(ぉ
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