NurseAngelの日記: VRパークトーキョーに行ってきた 10
アドアーズ渋谷店の4FにあるVRパークトーキョーに行ってきました。
男二人でな!
ワンフロア丸々VRコーナーで、入場料2900円(一人だと3300円)で70分遊び放題というシステムです。
現在開店記念ということで1000円ちょいのゲームクーポンが返ってきたので実質半額。かなり安い。
飲食物持ち込み禁止だけどフリードリンク付き。
平日夜の仕事帰り19:30~21:00に行きましたが、ちょうど定員になるくらいであまり混んでません。
平日昼とかたぶん人少なくて狙い目だと思うよ。
広いフロアに何種類かのVRゲームが置いてあり、好きなものに並んで遊ぶ形式。
ディスプレイはHTC Viveです。全て確認したわけではないですが。
70分ってなんか長そうに感じますが、全然そんなことはなく物凄い短く感じました。
プレイしたゲームは5種類。残りは時間が足りなかった。残念。
・ハチャメチャスタジアムVR
昔懐かし野球盤。
VRできるのはバッターだけで、ピッチャーはタッチパネルで球種を選ぶだけでたいしてゲーム性はありません。
ピッチャー側だったので詳細不明。
外から見てさっぱりわからないのはやはりVRの欠点のひとつだな。
・体感ホラーVR
ADVかと思ったけど完全固定の見るだけムービーで、ホラーというよりサイコスプラッタだった。
これ心臓の弱いやつにプレイさせたら駄目だわ。死ぬ。マジで死ぬ。
本作だけは座って体験するんだけど、椅子側にも仕掛けがあって最初かなりびびった。
・CIRCLE of SAVIORS BEGINNERS
二刀流もしくは剣盾を持って、襲ってくる敵をばったばった薙ぎ倒すファンタジー無双アクション。
オークみたいな敵が眼前で棍棒を振りかぶってくるのは物凄い圧迫感があります。
最後にはボスとして身長4、5メートルのオーガが現れます。
いや、うん、これ倒すとか無理。
ゲームだけあって攻撃は緩いのですが、敵が本気出したら絶対勝てないぞ。
身長差が倍以上ある敵に勝てるなんてファンタジーやメルヘンじゃあないんですから
・ゴーストアタッカーズVR
よくあるガンシューティングなのだが、敵がまさに全方位から襲ってくるので、その臨場感は圧倒的。
しかも弾も撃ってくるから、前方の弾を避けつつ右後方に撃ち込みつつ左後方に気を配る、ってできるか!
銃の精度はとても高くて、当ててるつもりで外れてるということはほとんど感じなかった。
3面で急に難易度が上がって、四方八方から攻撃されてゲームオーバー。
・DIVE HARD VR
一番VRの可能性を感じたというか単純に面白かった。
エレベーターで屋上まで登ってヘリで脱出するというありがちなシチュエーションなのですが、
最後脱出するところが鉄骨渡りからハシゴにぶら下がるわけですよ。
HMDを付ける前に舞台を見ていて、実際は高さ10センチもない段差を渡っているということが判ってるのに、下を向くと数十メートルビルの屋上でめっさ怖い。
鉄骨渡りなんて簡単だろ、とか思ってたけど全然無理だわこれ。
さらにハシゴに掴まるとヘリが上昇するので、下を向くとヤバイ。
ということで非常に楽しい70分でした。
正直VRにはいまいち懐疑的だったのだが、やっぱり実際に体験してみないとわからないね。
凄いわ。
クラインの壺、SAOにはまだまだ及ばないものの、クリスクロスの入口くらいには辿り着いたんじゃないか感がある。
ただVRパークトーキョーでは、揺れる舞台や扇風機といった装置を駆使して、視覚以外の感覚も楽しませてくれたため、
自宅で会場と同レベルの体験ができるかというとさすがに難しそう。
・長所
トラッキングの精度が想像以上だった。
右を向いたら視界も右を向き、上を向いたら上が見え、回転したら一回転する。
遅延も全く感じられなかった。
視野の広さとトラッキングによる圧倒的臨場感。
目の前にディスプレイがあるという感じではなく、実際周囲に世界が広がっています。
もう帰ってくる必要ないんじゃね。
あと、ただの丸の付いた棒にしかすぎないコントローラを握った瞬間剣や銃になって全く違和感がないのは不思議だ。
・短所
最大の欠点は、視野角が狭いこと。
普段意識することの少ない周辺視野だけど、やはり無意識的に相当役に立っていることを実感した。
次の敵を視野の隅に捉えつつ今の敵に対処とかそういうことが全くできません。
普通のディスプレイで遊ぶFPSとかもそうではありますが、あちらはそもそも"そういうものだ"と最初から別物と感じられますし、簡単に振り向いたりできるから違和感はあまりないですが、VRはなまじ視界全体を覆うせいで、エリザベスカラーを付けられた猫みたいなストレスがあります。
HTC ViveとOculus Riftは視野角が110度、PSVRは100度ということで現状どれにも手は出せないな。
解像度については、動きの少ないところだとやはり目立つ。
ただ、一度ゲームが始まってしまえば気にならないというか気にする暇がない。
なので解像度についてはさほどデメリットは感じなかった。
まあRPG系やシミュレーション系のゲームがなかったから、それら動きのあまりないゲームをプレイすると問題点を感じるかもしれない。
フィードバックがない。
視覚はすさまじいのに、触覚が全くないというのはやはり違和感がある。
敵に斬られても全くわからないので、いつの間にかダメージを受けているなんてことが多々あった。
身体を斬られたとかはさすがに難しいかもしれないけど、盾で防いだときのコントローラへのフィードバックくらいはほしかったところ。
まあ、これは個別のゲームの問題でもありますが。
身体中に電極を貼って脳波コントロールする時代はまだなのか。
ケーブルが多すぎる。
そろそろ何でもかんでも無線で送れる時代になっていいと思うんだ。
あとはタイピングデッド方式のバッテリーで持続時間も増やそう。
あと広いスペースを確保するのが困難だというのもありますが、ここはまあがんばればどうにか。
・買い?
今のところは買わない。
とはいえ、個人的に"だから買わない"理由は視野角だけなので、視野角180度のハードが出たら飛びつくと思います。
まだVRに触ったことがない人は、買う買わないは別として、少なくとも一回は体験してみるといいと思います。
ヘルメット越しのリアル (スコア:2)
もともとフルフェイスヘルメットかぶれば大なり小なり遮られるため、
そういったもんをかぶってると考えれば、
「そんなもん」という割り切りはできるようになります。
ここいらはOculus RiftのDKでなれきってるため、というのもあるかもしれません。
もちろん、広いことに越したことはないですが、
さすがにパナの試作品レベルが一般化するには、楽観的に考えても3~4年はかかるとは思うので、
これはと思うゲーム待ち、というのが正しい姿勢かな、と思います。、
まあ、それだって、今年中は無理で、来年ぐらいにでるかもね、という感じだと思いますが。
VRゴーグルのキモは首の動きへの追従性と場所のトラッキングですね。
来客者にPSVRを試遊させる際、のぞき込む動作ができることを教えて、
実際に試したときの反応は面白いです。
とりあえず、バイオハザード7は普通のを買うかグロテスクバージョンを買うのか悩む。
Re: (スコア:0)
なるほど、慣性質量は増えちゃうけど、フルフェイスヘルメットにしてしまうのはアリかもしれませんね。
実際にはバッテリをたくさん積んだ状態にすれば、バランスもとりやすいですし。
HMD で首が鍛えられたりして?
Re:ヘルメット越しのリアル (スコア:2)
小型プロジェクターで投影したっていいわけですし。
そのあたり、枯れた技術の水平思考でもう少し面白いものが作れそうな気がします。
パナの試作品 (スコア:0)
今年のCESで、パナソニックが視野角220度のHMDの試作品を展示してます。
ソフト側も対応しないと意味がないので、結局先行する大手の対応待ちになるでしょうが、改善しようという動きはあります。
Re: (スコア:0)
解像度は6400×1440でしたっけ。
GTX1080で動くかな?
Re:パナの試作品 (スコア:2)
広視野角タイプはStarVRなど既出があるんですが、GPUの性能が足りないとかレンダの手間が
増えるとかで製品にはなってないですね。透視図法だと180度を超える画角が描けないとかその辺りでしょうか。
Re:パナの試作品 (スコア:2)
大まかな色と大きさが認識できれば十分なので、
そうとう解像度落としてもわからないと思う。
そうすると、レンダの負荷はたいしたことないかな、と。
ただそうすると正面のディスプレイと同じ解像度のを奢るのはもったいないなあ。
まあ、実際VRやるとわかるけど、まずなんとかしてほしいのは縦方向だよね。
実際、横は現在の100~110度あれば、視線移動で不満に思うことはないけど、、
上下はやっぱり物足りないかな。
Re:パナの試作品 (スコア:2)
私はpCarsでサイドミラーが見えないのが厳しいなと思います。あんまり広げても酔うのかもしれないですけど。
注視点だけ解像度を上げればいいじゃないか、というのはFoveated Renderingという名前で注目されているの
ですが、これも結構実装が手間だみたいなことで長らく繰り延べられています。GPUのコンテキストスイッチが遅いだか何か。
Re:パナの試作品 (スコア:2)
今のところ解決方法はないですよねえ。
個人的には、解像度については、現行機で許容範囲ではありますので
高解像度パネルの恩恵は視野角の改善に優先してほしいですね…
にしてもViveのコントローラー使いやすいですよねえ…
Re:パナの試作品 (スコア:2)
私は実は「海外メディアによるとTouchは把持しづらいって言うし! カメラだし!」と酸っぱい葡萄していたのですが、Valveが何か作っており絶賛憤死しつつあり。
今度出てきた通称tracking puckとかTPCASTの無線化キットとか地味にハードがまだまだ来ますねえ。