PSiffrzB0t3rのコメント: Re:音質を一切低下させない完璧なラウドネスノーマライゼーション (スコア 0) 67
>音量を上下する場合は、ここで必ずダイナミックレンジの劣化が起こります。
自分が引っかかっているところはここです。16bitの場合、それ以外(以降)のパスで16bit以上のbit depthが確保されていれば、それは単なる音量の上下とみなせるはずでそれをわざわざビット拡張だとかダイナミックレンジの劣化だとか言うのは違和感があります。アプリケーションからのドライバによる伝送がそれ以上の深度で行われているのならなおさらですし、そうでなければアプリ側のボリュームで音量を絞ってから後段で増幅しても量子化ノイズが多く乗った音になりますよね
dacに関しても、24bitと言う十分なビット深度と低いSN比が達成されていれば16bitをフルに使った音源の曲の音量を下げたものを入力しても”曲の”ダイナミックレンジは保たれるはずです。これも既に述べましたが音源が持つダイナミックレンジとフォーマットとしてのダイナミックレンジの区別の話です。同様に、16bitのフォーマットでもディザ等ノイズフロアなり大音量の側の余剰なりで12bit分しか使っていない曲の場合、曲のダイナミックレンジをコンプやリミッター等非線形な手段を使って圧縮せずに音量を上下できる余地はより大きくなるはずです
ニコニコの場合、-15LUFSが基準なので音量が下げられる値は最大でも15dB(L値なので厳密にはもっと少ないでしょうが)、元データが16bitであればノーマライゼーション後の音量の下限(ダイナミックレンジの拡張)は-111dBFSになりほとんど不足無い範囲に収まると思います
仮に、常にdacへの入力のピークを0dBFSに近づけてdacの持つダイナミックレンジを最大限に活かしたい、という趣旨のことを言っているのならそれはそれで理解できますが…
>上でも書いたようにDACが受け付けるのは浮動小数点ではないし、再三になりますが0dBFSとは文字通りのフルスケールであって、それ以上の信号は入力できません。
企業が努力しようが何しようが、定義は変わらないしDACが限界を超えて?動作することもありません。
これについては自分が誤解していました。申し訳ありません
26bit dacの例があったと記憶していましたが、ラダーのものやサンプル間ピークの再現性の話と混同していたようです
32bitの内部ダイナミックレンジを持ち0dBFS +3.5dBのヘッドルームを謳っているいる製品にbenchmarkのdac-3がありますが、これも仰る通り24bitの入力にまでしか対応していませんでした