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Pravdaの日記: CPUクロックはどこまで上がるか 4

日記 by Pravda

IBMのPOWER6プロセッサは、現在4.7GHz [ibm.com] まで上がっているそうです。

何の本で読んだか忘れましたが、CPUクロックがどこまで上がるか、ラフな計算の記述があったので、参考程度に。

  • 仮定その1:CPUのダイの大きさは3cm×3cm
  • 仮定その2:クリティカルパスの長さは3cm
  • 仮定その3:クリティカルパス内を信号は光速で伝播

そして、3cmを光速で割ると10のマイナス10乗。その逆数をとれば10GHz。このあたりがCPUクロックの上限だろうと書いてありました。

実際には、クリティカルパスは3cmより短いのでしょうが、クロックのフェーズ遅れにはもっとシビアでしょうし、またダイ上配線の信号伝播速度は光速よりも遅いらしいので、そう簡単にクロックを上げることは難しいのでしょうね。

と言いつつ、スパコン開発の歴史はある意味「発熱との闘い」だったわけですけれど。チャールズ・J・マーレイ『スーパーコンピュータを創った男 ―世界最速のマシンに賭けたシーモア・クレイの生涯』(廣済堂出版)にも書いてありましたが、CDC 7600 [wikipedia.org] は回路モジュールの間を冷却パイプが網の目のように通っている構造で、MTBFが24時間程度だったそうです。

以下脱線。某エコノミストがムーアの法則云々について語った本 [goo.ne.jp] を出したようですが、情報処理分野もさることながら、数値計算というか、いわゆるナンバー・クランチング分野でもパラダイム・シフトが起こってるんですけどねえ。例えば、理化学研究所の姫野先生 [wikipedia.org] がスパコンで計算するまで、なぜピッチャーの投げる変化球があれほど曲がるのか判らなかったわけですし。え、計算機資源の無駄使い?^^;

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by kmra (33703) on 2007年12月12日 20時04分 (#1264751) 日記
    Pentium4で8GHz [gigazine.net]だそうです。10GHzはあっさり越えてしまうでしょう。
    実験室レベルの機能限定版ならさらに上を狙えるでしょうし。
    • by Pravda (33859) on 2007年12月12日 20時41分 (#1264776) 日記
      拙文へのコメント、ありがとうございます。

      さっそく示して下さったリンク先を参照すると…、ホントですね。
      GIGAZINEのリンク先 [nordichardware.com]を読むと、やったのは“OC Team Italy”と、イタリアの方々のように読めますが、根性ありますね。

      ご教示、大変ありがとうございました。(_ _)
      親コメント
  • 「電子レンジの周波数になるぞ。ハラハラ、ドキドキ」してたんですが、あっさり越えてまだ伸びてますね。

    オシレータからCPUに導波管が必要になったり、、、するわけないか。
    • 拙文へのコメント、恐れ入ります。

      オシレータからCPUに導波管が必要になったり、、、するわけないか。

      ハードの近くをやっている知り合い連中は口が固いので、なかなか教えてくれませんが、ポロッとこぼす話によると、高速デジタル信号をプリント基板で引き回すと、定在波が発生したり、あるいは信号の一部が電磁波になって飛んで行ってしまったりと、相当苦労されているようです。

      ソニーのPS3は、たしかRambusのXDR DRAMを使っていて帯域幅が最大25.6GB/sなので、メモリは3.2GHz駆動でしょうか。いくらPS3のメモリが基板直付けといっても、ちょっと半端でないスピードですよね…。(計算間違えてるかな?)
      親コメント
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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