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Pravdaの日記: 中高生が辞書に載せたい言葉

日記 by Pravda

INTERNET Watchの記事、中高生が辞書に載せたい言葉、「幕の内(メール)」「神」「コムる」など [impress.co.jp] より。

「明鏡国語辞典」を発行する大修館書店は、国語辞典に載せたい言葉や意味、例文を中高生から募集した「第2回『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」キャンペーンの結果を発表した。
キャンペーンでは、主に全国の中学校と高校を通じて作品を募集。382校から44,045件が集まった。12月10日付で、大賞70作品、優秀賞200作品、佳作1,730作品などが発表された。大賞のうち、最優秀作品賞には「神」「土星本能」「半瞬」「貧格」など10作品が選出された。

中年のおっさんからは載せたい言葉を聞かないんですかそうですか…。orz まあ、「明鏡国語辞典」はヤングな中高生向けの辞書だしね。かといって、日国(にっこく)が欲しいなどと言うと、ウチだと嫁様にブン殴られるわけですが。\(^O^)/

国語辞典では、編者新村出が書いた広辞苑第一版の「自序」の、この箇所が興味深い。

抱負と実行、理想と現実、その間、自分の未熟か老境かよりして、事志と違った趣きがあることを自省してやまないが、とにかく、簡明にして平易、広汎にして周到、雅語漢語、古語新語、慣用句と新造語、日用語と専門語、旧外来語と新外来語、新聞語と流行語、みなつとめて博載を期した。発音の正確と語法の説明には意を注ぎて、規範を示さんと欲したけれども、現在の規範こんとんとして未だ定まらぬ不便をなげかねばならなかった。

新村出(1876-1967)は言語学者・文献学者。この序は1955年に書かれたもの。言語学の立場から戦後の新かなづかいに対し異を唱え、しかもこの頃は国語のローマ字化政策論議 [wikipedia.org] が国語審議会で行われていた時期。1935年(昭和10年)に出版した『辞苑』から20年がかりで新しい字典を作りあげたというのに、文部省の官僚主義的な改革で「現在の規範こんとんとして未だ定まらぬ」状況が、さぞや苦々しかったことでしょう。

このあたりの話は、次男の新村猛の著書『「広辞苑」物語 辞典の権威の背景』(芸術生活社)に詳しいそうですが、残念ながらまだ入手できていません。

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