Pravdaの日記: 輝け!俺的2007年読書大賞
いよいよ2007年も押し詰まってまいりました。ということで、今年の俺的読書大賞。ただし読んだタイミングによるため、書籍の刊行年とズレている場合があります。
栄えある第一位は、 高島俊男『お言葉ですが… 8 同期の桜』(文春文庫)。
『お言葉ですが…』シリーズも、だいぶパワーが無くなってきた気もしますが、高島俊男先生の、曲学阿世の徒に筆誅を喰らわせる姿勢は健在。ただ、どうも週刊文春とケンカしたらしく週刊誌の連載は打ち切り。一時はWeb草思にて「新・お言葉ですが…」 [soshisha.com] を連載していたものの、現在はお体の具合が悪いとのことで現在休載中。ご自分でも「処世が下手」とおっしゃってますけど、だが、それがいい。
今年は『漱石の夏やすみ』(ちくま文庫)、『座右の名文 ─ ぼくの好きな十人の文章家』(文春新書)も出て、高島先生のファンにとって嬉しい一年でありました。
ついでながら、俺的に憎むべきクズ本第一位は、速水敏彦『他人を見下す若者たち』(講談社現代新書)。これはヒドイっすよ。
パオロ・マッツァリーノ氏が著作の中で、「社会学や経済学は『仮説=結論』ではないのか?」と毒を吐きまくっていますが、この著者の専門の教育心理学もそのお仲間入りか。後半に調査結果のグラフが載っているものの、個人的にどう見ても「統計的に有意な差が無い」データを無理に意味づけている牽強付会の説。理系でこんな論文を書いて発表したら、宇宙猿人ゴリみたく惑星Eから追放されると思うぞ。(惑星Eの“E”はEarthの略というか含意、と聞いたことがあるけど本当かな?)
あと、復刊部門の第一位として、新潮社が出した『ガルシア・マルケス全小説』シリーズを高く評価したいと思います。
ところで、集英社スーパーダッシュ文庫『R.O.D』の第12巻は出るのでしょうか? さんざん大風呂敷を広げまくっての立ち消えは、たとえブッシュ大統領が許しても、美少女仮面ポワトリンは許さない。(←古い)
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