Pravdaの日記: 〔DVD〕 地球に落ちて来た男
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンのDVDは字幕に難のあるものが多いのですが、だからといって「じゃあパラマウントにしようか」などという選択の余地がないので、もう少し考えて欲しいものです。ユニバーサルの1500円DVDより4つ。第一回目は『地球に落ちて来た男』(1976年)。かのロックスター、デヴィッド・ボウイ主演のカルトSF映画。
砂漠と化した惑星から地球に落ちて来た宇宙人。彼は人間に化け、英国出身のトマス・ジェローム・ニュートンと名乗り、数々の革新的特許を取って巨万の富を築き、その財産で宇宙船を建造して故郷の星に戻ろうとする。一方、田舎娘のメリー・ルーと出会い、彼女にだけ心を許し同棲している。やがて、故郷の星に帰る日がやってきた…。
個人的には、この映画を3バージョン見ています。最初はテレビ放映で、2時間枠でしたから正味100分ほどでしょうか。「こんなに哀しくて美しいSF映画があっただろうか」と感動しました。
次に、機会があって映画館で観たのが日本公開版で119分。性的表現でマズイ箇所は日本の映倫が切ったのでしょう。これも良かった。やはり、デヴィッド・ボウイのカリスマ性と存在感が宇宙人の役にピッタリです。
最後はこのDVDで133分。長いんですよね、どうにも。ボウイが扮する宇宙人の感情の流れが散漫になって、前の2つを観ていると、ちょっと。
しかしまあ、映画カメラマンとして燦然たるキャリアを積んだニコラス・ローグの作品だけあって、絵は文句なく綺麗。バック・ヘンリーが演じている特許弁護士は強い凸レンズのメガネをかけていて、このイメージが『ブレードランナー』(1982年)のタイレル博士に受け継がれているのでしょうか。また、ラスト近く、デヴィッド・ボウイは変わらないのに他の役者さんがどんどん老けていく特殊メイクは見事。
「18禁」のシーンがありますので、子供さんのいるご家庭では観賞にご注意を。
以下、DVD裏のデータより。
■ CAST
デヴィッド・ボウイ
リップ・トーン
キャンディ・クラーク■ STAFF
監督:ニコラス・ローグ
製作:マイケル・ディーリー/バリー・スパイキングス
製作総指揮:サイ・リトヴィノフ
原作:ウォルター・テヴィス
脚本:ポール・マイヤーズバーグ公開年度:1976年
字幕スーパー、日本語字幕ほか
133min.
カラー
発売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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