Pravdaの日記: 〔DVD〕 ある日どこかで
ユニバーサルの1500円DVDより、第二回目は『ある日どこかで』(1980年)。タイムトラベル・ロマンチックSF映画。
1972年、劇作家志望の大学生リチャードは、舞台の初演で成功をおさめ出演者やスタッフから祝福されていた。そこに一人の見知らぬ老婦人が現れ、「帰ってきてね」という言葉とともに彼に懐中時計を手渡す。それから8年後、劇作家になったリチャードはスランプ脱出のため旅に出て、湖畔の格式あるホテルに宿泊する。ふと興味本位でホテルの史料展示室に入ったところ、そこに飾られていた美しい女性の写真に心を奪われてしまう。その女性が誰かを調べるとエリーズ・マッケナという女優で、8年前の老婦人の若かりし頃の姿だった…。
特殊撮影(SFX)なしのSF。ストーリーにけっこう無理があり、またセリフも少ないので、主人公リチャード役のクリストファー・リーヴに負担のかかる映画ですが、うまいんですよね。DVD特典のインタビューを観ると、当初の製作費予算は400万ドルだったそうです。ミドリ・モール『ハリウッド・ビジネス』(文春新書、2001年)という本によると、1980年当時の平均の映画製作費が940万ドルだったそうですから、ギャラも安かったのではないでしょうか。それだけ『スーパーマン』(1978年)の役に辟易していたのかも。
1912年の女優エリーズ・マッケナに扮するのがジェーン・シーモア。この時29歳ぐらいですか。優雅で綺麗ですね。女優エリーズのマネージャーの役はクリストファー・プラマー。もともとシェイクスピア役者なので、余裕で演じています。
DVD特典のインタビューによると、現代パートはくっきりシャープなイーストマン・コダック、1912年パートは発色の柔らかいフジのフィルムで撮ったそうです。また音楽も、ラフマニノフの曲が実に効果的に使われています。
低予算ながら、安っぽさを感じさせない凝った映画。
以下、DVD裏のデータより。
■ CAST ─ カッコ内は日本語吹き替えの声優
クリストファー・リーブ〔リーヴとも〕(寺杣昌紀)
ジェーン・シーモア(田中敦子)
クリストファー・プラマー(有本欽隆)
ビル・アーウィン(松岡文雄)■ STAFF
製作:スティーヴン・ドイッチ
監督:ジュノー・シュウォーク
原作・脚本:リチャード・マシスン
撮影:イシドア・マンコフスキー
音楽:ジョン・バリー
演奏:ロジャー・ウィリアムス公開年度:1980年
字幕スーパー、日本語字幕&日本語吹き替え
103min.
カラー
発売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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