Ryo.Fの日記: 対立の原理
日記 by
Ryo.F
マイケル・ウィルソン氏は、「(彼の作品をみると)悲惨な人生の責任はその人自身でなく環境のせいで、米国は可能性がない国だという。最低の環境から頂点まで上り詰められるのが米国だ。ムーア氏の映画は物事を進展させず、対立を作って国を二分させてしまう」と指摘する。
ウィルソン氏の言うことはもっともだ。対立を生むことに意義を見出すか否かには異論はあるだろうが、対立を生むこと自体は間違いない。
しかし、ウィルソン氏は気づいていないだろう。民主主義のこそが対立を生み出す原因だということを。対立こそが民主主義の原理そのものだということを。このあたりの話は、『民主主義とは何なのか』長谷川 三千子著に詳しい。
そして、ムーア氏の反論。
米国は一割の裕福な人間が統制する不公平社会。この国に民主的な経済を取り戻すため映画を作っている
彼もまた民主主義に取り付かれている。ムーア氏の目指す民主主義は、共産主義に行き着かざるを得ない。
しかし、ムーア氏の民主主義でなくとも、すべての民主主義の理想は、共産主義でしか実現できないのだ。
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