SDの日記: 馬鹿の見本市VI 1
発生日:2009年12月8日
発生源:内閣
訴える国民が馬鹿なら、それに追従する政治家も馬鹿だ。
「障がい者」の表記検討=政府が制度改革推進本部設置(時事通信)
政府は8日午前の閣議で、障害者支援の法整備について議論する「障がい者制度改革推進本部」を設置することを決めた。鳩山由紀夫首相(本部長)をはじめ全閣僚が参加し、年内に初会合を開く見通しだ。
同本部では、法令で使われている「障害」という表記の「害」に否定的な意味があることから、「障がい」という表記に改めることなどを検討。推進本部の名称も「障がい者」とした。
また、就職や教育など、あらゆる分野での差別を禁じた国連の障害者権利条約の批准に向け、5年間を集中期間とし、制度改革を検討する。(2009/12/08-13:15)
第34回国語分科会漢字小委員会で常用漢字に「碍」を入れるか否か議論があったんだけどさ、これも日本で議論されているんだよ。こういうのは見ないの? 為政者って碌に調べもしないで、ホイホイ決めるんだね。
有権者がだだをこねると、とにかくそれを鎮めることを最優先するのか。その程度で国が治まるのならば小学生に内閣をやらせたらいいだろう。
政治家やプロ市民は、そもそもこの言葉が「つんぼ」「めくら」「おし」に代わる言葉として使われ出したことを忘れている。その証拠に「障害者」が辞書に見出しとして載ったのがあの『広辞苑』ですら2008年発行の第六版だ*2。
そして知っておくべき重要なこと。それは、すべての障害者団体が「障がい」への表記変更に賛成しているわけではないということである。
詳細はリンク先を読んでもらえばわかると思うが、要は「表現だけ変えても意味がない」ということだ。
こんなことでは、数十年経った頃にまた言いかえの議論が起こるだろう。今回のような経緯があったことを全く関知しない人達によって。「障害者」という言葉を使い始めた頃、当時の人達は何とも思わなかったのだから。
* タイトルのナンバリングが飛んでいるが、間違いではない。
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(2009年12月13日追記)
*2調査対象にした単語があまり適切でないことに気がついたので、あらためて「身体障害者」で確認したところ、私が所持している『広辞苑』初版(昭和四十一年発行の第二十一刷)にはなく、第二版一刷で確認できた。いずれにせよ戦後になって作られた言葉であることに変わりはない。
ぜんぶコトバが悪いのか。 (スコア:1)
悪意をもって使えば,どんなコトバでも差別用語になるし,コトバだけ規制しても,代わりに新しい差別用語は作られるモノだ,てコトでしょう。
その結果,NGワードだけが増えて,日本語はまわりくどく使いにくく進化する,と。
しーらないっと,と言える問題でもないしなぁ。