SOggyの日記: 今日聞いたはなし
日記 by
SOggy
小学生の女の子が家の前の通りを掃いている。それが家族の中で少女に割り当てられた仕事だった。ふと気がつくと、道の脇にパンの小さな小さな配給引き換え券とお金が落ちている。交番に持っていこうとは思ったが、少女が歩くには遠い距離。家の母にそのことを話す。引換券とお金は生活の苦しかった兄弟の多い家族の食事になった。でも少女は落とした人がひどく困ったであろうことを思い、気の毒に感じた。落としたのがお使いにいく子供ならば、きっと親に怒られただろうと。子を持つ親ならば、子どもは空腹を満たせないだろうと。五十年以上たった今でも少女はそのことを気の毒に感じている。
今日聞いたはなし。
1/10追記: 1948年の話と改めて聞いてみてわかった。59年前の話だ。
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