SS1の日記: ヒューズ
日記 by
SS1
宇宙工学は門外漢なんで,わからないことは多い。いろいろ,ググって回って想像するに,宇宙でヒューズを使うときの最大のネックは温度条件とみえた。たとえば,宇宙では外気温とか仮定できないから一つ一つヒューズを入れるたびに熱解析してから仕様を決める必要があるだろう。で,かわりに制限リレー(ブレーカ)を入れると,こちらは逆に熱で溶着する可能性もある。どちらにせよ,簡単ではないんだろう。けれども,技術的な困難さも,さほどかわらないようにもみえるが。ま,単純に「交換できないから」入れたくないのだろうな。
もひとつ。ずっと気になっているのが,報道で伝えられている「過電流でショート個所を焼き切る指令を送った」という話し。いったい,真空中でどうやって「焼き切る」のだろう。けっこう謎である。常識で考えれば,真空中で金属は「焼け」たりしない。還元するか,溶けるか,蒸発するか,あるいは熱応力で破壊されるか,である。実際,焼き切れなかったようだし。ここでの「焼き切る」とは,どのような物理現象を指していたのだろう。
この美談っぽく取り上げられている「焼き切る指令」の,根拠の如何によって,その評価も変わってくる。本気で焼けると思っていたなら「ただのバカ」だし。そうでなくても,ミスリードの原因にはなってるように思う。
そんなわけで,私はこの「焼き切る」という言葉がひっかかっているため「のぞみ」のリカバリーオペレーションを低く評価することになる。ありもしない「指令」をいくら送ったって評価はできない。
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