SS1の日記: books: 「おたく」の精神史
日記 by
SS1
今,大塚英志の『「おたく」の精神史』を読んでるとこなんだけど,なんつうか,あれだな。読者の立場で,同時代的に読んでた人としては,懐かしさを感じる名前がいくつも登場する。この本にからんできそうな雑誌で,読んでたやつをリストアップする。
『漫画ブリッコ』大塚英志編集,『朝日ジャーナル』筑紫哲也編集,『東京おとな倶楽部』遠藤諭編集,『写真時代』末井昭編集,『はあど・しゅ~る新聞』中森明夫編集,『月刊バラエティ』秋山協一郎編集,『アップルパイ』大塚英志編集。
我ながら凄い量だな。読まなかったのが『ビックリハウス』糸井重里編集くらい。というか,嫌いな雑誌に分類されてたな。
ちなみに,『漫画ブリッコ』を影でささえていた女性スタッフは,大塚によれば,セルフ出版の複数誌にまたがるデスク的な立場だったらしい。もひとつ,『ブリッコ』の特徴は,大塚の実感では読者の半数が女性だったこと。そして描き手も常時3割が女性だったと懐述している。あと,彼がいつも引き合いにだす「かがみあきら」のこととか。私のような読者にとっては,エロの下手な漫画家というだけだった彼だが。それが,同誌において,どのように重要なポジションだったかを説明している。
80年代は,ニューウェーブとネクラ,オタクと新人類,今で言うシブヤ系とアキバ系は未分化で,いろいろと軋轢があった。んで『漫画ブリッコ』が,なぜかその主戦場になって(遠藤諭が逃げただけかもしれない),でもって「おたく」という言葉が誕生したわけだ。
当時のオタクと新人類が,どこでつながっていたかといえば,宮代や大塚が指摘する通り「吾妻ひでお」つながりなわけだが・・・
books: 「おたく」の精神史 More ログイン