SS1の日記: books: 赤ずきん
オタク系については,どうしようもなく感度の低い書店ではある。けど,『わたおに』再販ではあるかも,と,ABC新宿ルミネ両店にチェックいれてみたが,やはり無かった。再販時にも無いってことは,無視を決め込んだということなのだろうか。『新現実』だけ平積みってのも,なんか違和感があると思うが。次は増刊号でチェック。
私などは,写真美術館やベネチアビエンナーレの一件で,『わたおに』がアートとして認められたと思ったけれども,どうやら,そんなに単純でもなさそうだ。
んで,かわりに見つけてきたのが,この本。サラ・ムーンの写真による,実写版の『赤ずきん』である。
『赤ずきん』ペロー原作(仏,1697年,童話集),サラ・ムーン写真,定松正訳,西村書店出版
ISBN4-89013-822-6 C8797 \1000E
A5,モノクロ・ダブルトーン印刷グリム版ではなく,ペロー原作ってところがミソ。なんでもこの本は,ボローニャ児童図書展のグラフィック部門で大賞をとってるとか。それくらい,このサラ・ムーンの赤ずきんちゃんは,かわいいのだが,そんなことより,わたおにフィギュアの描写の正確さを思い知らされた感じがする。
う~。つまり,サラムーンの撮る少女の印象と,大嶋フィギュアの少女から受ける印象が,とても近いところにあるというか。モチーフも似てるし。引用したわけではないだろうけれど。
ってことで。大嶋フィギュアもあっさりベネチアで受容されてしまうのかもしれない。もっとも,現代アートで国際的に評価が高い日本人は,村上隆,奈良美智とつづくのだから,その後に大嶋優木と来てもぜんぜん違和感ない感じではある。
もひとつ,わかったことは,実写版『わたおに』ってのもサラ・ムーンなら実現不可能ではないということ。う~む。おそろしい・・・
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