SS1の日記: 「ノズル内の浸食をゼロにしなくてはならない」
日記 by
SS1
どこぞの掲示板で人の失言を取り上げて「ゴールデンラズベリー賞」とかなんとか晒し上げやってる厨房の書いた伝聞なんか,まじめに検討するに値するのかどうか。そこんとこが私は疑問なんだけど。
特別会合第一回の議事録で,冗長系の検討についてペンディングされてて,かつ,冗長化してない理由について。こんな説明があった。
【大塚課長】導爆線以外にエンジンノズルを動かすアクチュエータも問題の箇所に存在しておりその部分にガスが漏れるということは想定していないこと。逆に言うと想定してはいけないほど起きてはいけないことであったということ。
これって,エンジニアリング的にはどうなんだろう。たとえば,日航ジャンボの圧力隔壁破断も「想定してはいけないほど起きてはいけないこと」だったんだけど,事故を受けて破断を前提にした冗長系の対策をしている。
もちろん,事前に想定できなかったことは,想像力の限界というのがあるわけで,仕方の無いことだと思う。だけども,JAXAの技術者も松浦のように冗長系の見直しは行わなず,ノズルの改良だけで再開って意見なら,つまり,これって「圧力隔壁の金属疲労をゼロにする」ことが可能だと考えているのと,ほとんど違いが無いと思う。
まとめると,「ノズル改良のみで,すぐ再開しよう」というアプローチでは,必要とされる信頼性を確保するために,おそらく「ノズル内の浸食をゼロにしなくてはならない」ほどの性能向上が要求される。
つまり,松浦に代表される意見が「ノズル内の浸食をゼロにしなくてはならない」という,まったくバカげた前提を必要とする思慮に欠けた意見である。ということを井口は指摘したかったんではないだろうか。
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