SS1の日記: books: 海中ロボット
というわけで,ROV情報の収集中なんだけど,すばらしく(日本語の)情報が無い・・・ というのがわかった。
で,ほぼ唯一の日本語資料,『海中ロボット』を読む。東大の浦研(のだめのラーメン屋ではない)で,まとめられた入門書である。なんでも,高校生向けにかかれてるそうで,安心して読めた。
ご存知のとおり,海洋探査では「しんかい2000」とか,むかしから有人探査も行われているんで,そういう意味で,彼らは有人探査の先達である。
んで,彼らはどんな風に有人/海洋探査を考えているのか。
1.無人ロボットだけじゃダメな理由
有人探査も無人探査も両方とも必要というのだけれども,「有人で行う合理的な理由はない」・・・ だそうな。ひで~。有人探査では,実際に人がそこに行くことで五感で受けとめることで,与えられる強い情動的な影響が,とても深い洞察を与えるところに意味があるんだそうな。で,あえていえば「不合理だからこそ有人の意味がある」と結論する。いいのか・・・ こんなんで。
2.有人探査機の設計では,FMEAするのかFTAするのか
どちらがいいかという質問がよくあるらしいんだけど,結論は「両方ともやります。やってます」とのこと。JAXAの報告だと,ロケットはFTA,衛星はFMEAってかんじだけれども,有人は両方やんなきゃだめなんですかね。
3.日本で海中ロボットがマイナーな理由
海洋ロボの場合,おもなユーザーは軍需と,石油産業なんだそうだけれど,日本には,このどちらもないのがネックになってるとか。
4.日本の探査システムがダメな理由
話しがちょっと細かくなるんだけれども,探査システムには,1.施策・立案者,2.製作者,3.利用者,4.運転者の4つの立場の関係者がいる。で,日本は,1,2だけあって,3,4は無かったり,無視したりするからダメなものが出来上がるのだそうな。
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