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240376 journal

SS1の日記: 7月のライオン 3 1

日記 by SS1

「耳で聞くは目で見るに及ばない 目で見るは足で踏むに及ばない -説苑」

・・・というのが,今週の週刊モーニングの連載の「ボクラハナカヨシ」,田中誠の冒頭にあったんですが,こうして書いてるレポートもそんな感じ。いくら言葉を重ねても講習会に参加して見てない人にはわからない感じがするし,また,講習会で見てわかった・・・ とその場では思っても,実際にやってみるとわからないところがつぎつぎとでてくる。それが,面白いともいえるわけですが。

今日のレポートは,走圏のまとめ。

走圏に対する基本的な要求については,夏目房之介ブログの馬貴派八卦掌報告27 あらためて走圏の原理?に,あります。ちょうど,
4年前ですか。私が講習会参加したてのころ,ここらのブログを読んでいて,はやく,このレベルまでたどり着ければなぁと思っていたんですが,どこまでたどりつけてるんでしょうか。それはさておき,今読むと印象も変わっていて,そのあたりが面白かったりします。

今期は,W杯つかれと,高血圧(ようやっと,最高血圧150台に落ちた)と,夏カゼのため,なかなか,しっかりとした練習になってないというところ。

20日の練習では,はじめ,走圏の竜を右回り2周と熊を右回りで1周。右回りばかりなのは,なんで? と思ったんですが,師匠の解説によれば右回りは左回りより難しいんだそうです。というのは,走圏で外側になる左足が弱いため,右回りはどうしても動きがよれやすくなるんだそうです。ようするに外足は力強く動かす必要があるということ。

20日の会場は,文京区スポーツセンターの剣道場。参加者は全員で26名でした。

走圏のあるきかた。

15日の講習会で,走圏のまるく歩く方法の説明がありました。いわく,「外足はまるく,内足はまっすぐ歩く」のがポイントとのこと。これって,言葉どおりに理解してやろうとするとうまくいかないのですね。というのは,

1.外足をまるい軌跡で動かすと,その遠心力で外に倒れそうになる。
2.内足をまっすぐな軌跡で動かすと,その内寄りになった重さで内に倒れそうになる。

というようになって,うまくいかないです。つまり「耳で聞いただけじゃわからん」という話。で,その説明をしてるときの足の動きをみるとこんな感じでした。

1.外足は,まっすぐ進めて,足を置くとき足首だけはつま先を円周に沿わせて軽く小コウ歩する。
2.内足は,抜くときは体に引き寄せて,指すときに外足のつま先のむきに沿ってまっすぐに蹴りだす。円が小さいときは,内足を軽く小ハイ歩するのはありとのこと。

というイメージでした。つまり足の軌跡をみると「外足はまっすぐ,内足は走圏の円周にそってまるく」という感じに見えました。で,私自身がそういうかんじにやってみると,バランスをくずすこともなく,いい感じにまわれてます。これはつまり,師匠の言ってるのとは真逆なわけで,それがいいのかどうか・・・ と。じゃあ,師匠の言ってることは間違いなのでしょうか?

とうぜんですが,師匠の話が間違ってる,ということはありません。間違ってるとすれば話を聞いているこちがの理解に間違いがある。・・・はず。師匠のデモを見て,それから自分で走圏を一歩一歩踏んでみて,「外足はまっすぐ,内足はまるく」動かすのであってると思います。しかし師匠は「外足はまるく,内足はまっすぐ」というわけですから,どこかが違ってるわけです。

原因は座標系の違い。

異なるところは,足の動きの基準をどこに置くかということ。私の説明は,地面に描かれた走圏の動きの軌跡。師匠のは体幹に対する足の動きです。師匠の動きは,体幹が走圏の円周にそってまるでリニアモーターカーのようにぶれなく回っていて,それにそって,その時々の体幹の向きからまっすぐに足を出せば,そのまま丸いきれいな走圏になるわけです。私のは足に振り回されながらギッコンバッコンと回る感じ。つまりわかりやすくいうと,私のは,

SS1:地面に対して「外足はまっすぐ,内足はまるく」あるく。

といってて,師匠のは,

師匠:体幹に対して「外足はまるく,内足はまっすぐ歩く」あるく。

と説明しているのだと思います。ようするに基準にする座標が違う。私のは,地面を固定した「人動説」で,師匠のは回転する体幹を固定した基準に置いた「地動説」というわけ。つけくわえると,師匠の場合,まっすぐといってるのは,両足がそろった位置から前に足を出すところで,足を抜いて引き寄せるところは意識してないとおもうのだね。だから,抜く足と指す足の動きに角度が付いていても意識することはなくて,あくまで「足はまっすぐ出す」のが正解だと。そういう話なんじゃないかと。

地面に対して「外足はまるく,内足はまっすぐ歩く」あるくと・・・

「目で見るは足で踏むに及ばない」そうですから,じっさいに師匠の説明通りで,ただし基準は地面に対する足の動きで,「外足をまるく,内足をまっすぐ」歩いてみました。いやもう,大変です。外足は,歩くたびに外にバッタリいきそうになって足がさらに外へ,内足は倒れこみそうになってとめた動きができず,ばたっと足をつくかんじ。どうにもなりません。だから,こういう理解は間違ってると思うのだな。

実際,講習会でもこういう動きをしてみた方がいたんじゃないかと思います。というのは,20日の講習で,走圏の講評で「内足をハイ歩してる,そうならないように」という指示がありました。地面に対する軌跡で内足を直線的に動かすと,結果的にハイ歩したことになります。たぶんそういうことをしてた方がいたんじゃないかなと。そのときの指導は,足を抜いたらしっかりと両足をそろえるように引き寄せて,股を開かず,そこから蹴りだすように。という説明だったと思います。

というわけで,まあだいたい,自分の理解であってるんじゃないかなと。

で,私の理解が正しいかどうかは,講習会で師匠の動きをガン見して検証してもらうとして。実際の練功ではどういう感じにやったらいいんだろうか。上級者は体幹ができてるから,ねじりを意識するだけであとはまっすぐ出してる感じ。私はそうもいかないので,足の動きとしては「外がまっすぐ,内はまるく」で,あと,なるべく,本来のイメージに近づくように,走圏で両足がついてる時に,股関節を回して,体幹(骨盤)の向きを円周の接線に平行にするように意識して,結果的に「足をまっすぐ出す」ようにするかんじにしてます。とりあえず。

いろいろと考えてみると,走圏をまるく歩くためには,片足だけついてる時に方向転換するんじゃなく,両足がついてる状態で前に踏み変える間に進む距離のほうが長いので,そこできちんと円周に沿った動きにしたほうが,円はきれいになるはずなのだ。

ただまあ,こういうことをあれこれ考えて歩くより,たくさん練習して体幹を鍛えて,自然に足がまっすぐでてそれで,きれいな走圏になるようにしたほうが正攻法なんだろうとは思う。あと,ここまで書いてきたけど「外足をまるく」の含意は,まだつかめてない。単にコウ歩するだけならいいんだけど。

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  • by Anonymous Coward on 2010年07月24日 9時41分 (#1799838)

    中国拳法は習ったことはありませんが、「リニアモーターカー」のような歩き方は個人的に研究したことがあります。

    リニアモーターカーのように見えるのは腰の高さが一定に保たれているからですが、体の中心線と足先の距離が変化しているので膝や足首の屈伸が必要となります。
    体が前に移動する時には前側の足は体重を支えながら膝を曲げる動作となり、ブレーキのABSのような筋肉の使い方になるために力加減が微妙で滑らかな運動が難しくなります。

    そこで練習方法として、通常のスクワットより少し遅めのスピードで可能な限り滑らかに腰を落とすことを意識するのが有効だと思います。
    筋トレではないので感覚が掴めれば特に続ける必要はありません。

    円を描くように歩く時はスキーのターンのように外向(腰が円の外を向く状態)・外傾(くの字姿勢)を意識しています。
    また、内足を振り出す時に腿を捻ると足が少し浮くのでそれ利用して足を前に出し、外足で蹴る時に内足の捻りを戻しつつ腰を少しドリフトさせるようなイメージで動かしています。
    「外足はまるく,内足はまっすぐ歩く」といわれればそんな気もします。個人的には「内足はつま先の軌跡がまっすぐ動く」という感じです。

    円を描くとバランスが取りにくいのは、先程の筋肉の使い方に腿の捻りが加わったために筋肉の協調動作が必要になったためだと思います。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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