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Shimaoの日記: ヨーロピアンゲームコレクション 2

日記 by Shimao


一通りプレイしてみましたのでレビューなんぞを。

ご存じない方に簡単に紹介すると、面白さには定評のあるヨーロッパ
(主にドイツ製)のボードゲームの中から5つのタイトルをPS2用
ソフトとして移植したものです。
収録タイトルは『ガイスター』『カルタヘナ』『フロカティサーカス』
『ミッドナイトパーティ』『原始スープ』の5つで、限定7000セット
販売で特典としてポータブルガイスターがついて定価6800円です。

この特典のポータブルガイスターですがなかなか出来がいいです。
ボードは表面に鋼板を貼ってオリジナルと同様の印刷がされており、
幽霊コマの底部には磁石が装備されたマグネット式となっています。
またボードは折りたたみ式で内部にコマが格納できるようになってい
ます。個人的にはコレだけでもちょっと買う価値ありかと。

さてまずは全体的な話。
ゲーム全体を通してロード時間は非常に短いです。アクセスのストレ
スはほぼ無いといっていいと思います。
これは全体的に凝ったエフェクトが無いからかもしれません。
起動時もメーカーロゴが出た後は5つのゲームのボックスアートを背
景にタイトルロゴが出るだけで、待てど暮らせどオープニングデモは
ありませんし、各ゲーム中も多少のサウンドエフェクトとコマの動き
のエフェクト程度はありますが派手な効果は一切ありません。
といって物足りなさを感じることはありませんが、これは私がボード
ゲーム慣れしているおかげかもしれません。

人間のプレイヤーとしては1名から最大4名が参加でき、AIキャラク
ターは6人用意されています。各AIキャラクターには得意ゲームと不
得意ゲームの設定があるようですが、今のところさほど強い個性は感
じられませんでした。
また設定オプションに難易度設定はありません。これが裏操作はやっ
ていないということかどうかは不明ですが。
ちなみに“勝利ポイントやプレイ回数等でオープンになる要素”も一
切ありませんのであしからず。

ちょっとどうかなと思った点はチュートリアルとプレイ人数、それと
コンピュータゲーム化に合わせて一部改変されたルールについてでし
ょうか。
チュートリアルは各ゲームのオンラインマニュアルのようなものです。
冊子のマニュアルには詳細なルールまでは載っていませんのでルール
についてはこのチュートリアル頼りになるわけですが、テレビ画面上
に図と文字で表示されるだけで結構読み難い。
この部分だけでもアニメーションやボイス、ムービーなど多少凝った
エフェクトが欲しかったように思います。折角のコンピュータゲーム
化なんだし。まぁ結局やってみないと解らないゲームが多いのも確か
なんですが。
次にプレイ人数の話。このソフトでは各タイトルのプレイ人数が固定
となっています。例えばオリジナルの『カルタヘナ』のプレイ人数は
2~5人なのですが、このソフトではAIキャラを交えて必ず4人プレ
イになるようになっています。他のタイトルも同様。
確かにプレイ人数に幅があるゲームでも最も楽しめる最適人数という
ものがあります。このソフトで設定しているのはその最適人数なのか
もしれない。でもなにか釈然としないものを感じます。
最後のルールについては後述の各タイトルのレビューで書きたいと思
います。

ではここからは個々のタイトルについてのレビューを。
各タイトルのゲーム内容の紹介はゲーム名からのリンク先を参照して
ください。
ちなみに私が事前にプレイしたことがあるのは『ガイスター』だけで
す。

『ガイスター』
オリジナルと変わらず2人プレイ用のゲームです。
このゲームのミソは双方の幽霊コマの正体が相手には判らないことな
ワケですが、1人プレイならともかく2人プレイ時にひとつの画面で
それを如何にして実現しているかが気になるところでした。
結論は振動でした。自分の手番に自分のコマにカーソルを合わせコマ
確認ボタン(△)を押すと、悪い幽霊ならコントローラが震え良い幽
霊なら何も起こらないという仕掛けです。
よく考えたものですが、苦肉の策という気もします。

『カルタヘナ』
オリジナルは2~5人用ですが4人プレイ固定となっています。
オリジナルでは初級ルールと上級ルールがあり、初級では手札山札と
もに非公開、上級では手札山札ともに公開となっているようです。
ですがこのソフトでは手札は公開で山札は非公開という「ケイマンル
ール」というルールが採用されそれで固定となっています。
対人で1画面では難しいでしょうが個人的には1人対AIのときだけで
もいいから手札非公開ルールもやってみたかったなと思います。
それとゲーム盤が大きく(というか長く)なるため盤上を把握するた
めにはどうしてもスクロールさせなければいけないのが少々面倒に感
じられます。決してスクロールが遅いということはありませんが、こ
れが実際のゲーム盤なら一目で把握できますからね。

『フロカティサーカス』
オリジナルは2~6人用ですが4人プレイ固定となっています。
私はこのゲームはシステムを把握するのに何回かのプレイを要しまし
た。チュートリアルを何度か読んでもどうも要点が掴みきれなくて。
解ってみると決して難しくないルールなんですけどね。
ノーマルルールとローカルルールが用意されていますが、個人的には
ローカルルールの方がエキサイティングに感じられました。
手札は公開になっているんですが、これはオリジナルではどうなって
いるのかな、調べてみたのですが判りませんでした。

『ミッドナイトパーティ』
オリジナルは2~8人用ですが6人固定です。つまり少なくとも必ず
2人はAIキャラということになります。
これが一番素直に移植されたタイトルじゃないでしょうか。ルールの
改変や特別な仕掛けも無しで。
ダイスの目次第のゲームではありますが多人数で気軽に盛り上がれそ
うな楽しいゲームですね。

『原始スープ』
オリジナルは3~4人用ですが4人固定となっています。
このタイトルがある意味で最もコンピュータ化がありがたいタイトル
でしょう。収録タイトルの中では唯一の“重い”ゲームです。
オリジナルをプレイしたことはありませんが、手順の煩雑なゲームで
あるためプレイ時間がかなり長い(2~3時間程)と伝え聞いていま
した。
実際プレイしても「これは手作業で処理していたら大変だろうなぁ」
と思えましたが、このソフトでは1プレイを1時間強で終えることが
できました。これはかなりありがたい。
気になる点はこのゲームにとって重要なポイントである遺伝子カード
(特殊効果カード)の内容がチュートリアル等に載っておらず、プレ
イ中のカード購入フェイズでしか確認できないことです。
把握しないことにはまともな戦略が立てられそうに無い要素なのです。
オリジナルなら箱を開けて眺めればいいだけなのですが。

以上とりあえず感じたことをまとめてみました。
ここまで読んだ方がいるかどうか判りませんが、もし興味を持たれた
方がいるようでしたら秋の夜長に人を集めなくてもプレイできるボー
ドゲームなどいかがでしょうか。
下世話なことを書きますと上記の5タイトルを全部箱物で購入すると
2万円以上になります。お買い得だと思いますが。

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typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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