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プログラミング

SlippingStaffの日記: きっつい 6

日記 by SlippingStaff

会社が用意してくれた、Microsoft の初心者向け IT 技術動画「paiza ラーニング for TEAM」で時々頭の体操をしているのですが、ええ、上手に作ってあるんですよ。
説明の配列は素直で急ぎ過ぎず、声もクリアで聞取りやすい。

でも・・・そのアニメ口調やめてくんない?

声優さんの声質・発声・単語のイントネーションは本当にプロフェッショナルって感じで素晴らしいのですが、抑揚とテンポが完全にアニメとか NHK 教育の着ぐるみの類。
きっとそういう風なオーダーだったんでしょうけどね。
プレゼンターや研修講師がずっとアニメ演技してたらキツいっしょ?って話です。
尋常な人間のコミュニケーションで使う音声じゃないんで、時々フッとセンテンスを聞きこぼすことがあります。
まあ気にしないように予めマインドセットしてますし "頭に入ってこない" までは行かないので、ありがたく受講させて貰ってます。(が、時々愚痴りたくなる。)

昔、NHK アナの書いた朗読技能の本を読んだことがあります。
時に情感を込める必要はあるが、基本的には平板な日常の読みと人口に膾炙した日本語の読みに沿うこと。
抑揚が聞き手のスムーズな理解を妨げる。

との教えは自分の感覚にも合い、腹落ちしました。
そもそもこの本は、母(故人・元教育者)が若い頃実地で身に着けた絵本朗読のスキルをより昇華させたいと考えて買ったものでした。
自分の朗読の問題点には薄々気づいていたようで、後にそのアナウンサーさんやお弟子さんたちのワークショップに参加した際も研究の焦点であった模様。
気を付けていたにも拘らずたまに抑揚をつけてしまい、注意を受けていたそうな。

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  • by BlueJoker (27515) on 2023年01月22日 9時19分 (#4398147) 日記
    「これが本当の朗読だ」高梨 敬一郎
    でしょうか。
    YouTubeの講義動画見ていて感じることとはまた違う話が書いていそうで興味があります。
    プレゼンテーション技法だと抑揚をつけたりする方が推奨されていたと記憶しているので。
    • by SlippingStaff (46608) on 2023年01月22日 18時30分 (#4398320) 日記

      たしか・・・そうだったはずです。
      いやお恥ずかしい、自分は触りをさらっと読んで感心しただけでしたので。
      (とは言え姪っ子たちに絵本を読み聞かせる際には、なかなか「使える」教えではありました。)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      フラットに情報を伝え、理解する内容を受け手に委ねるの方針なのか、あるいは送り手側が理解する内容も指定したいのかの違い。

      • by SlippingStaff (46608) on 2023年01月22日 18時58分 (#4398332) 日記

        フラットか否かは声調(抑揚・テンポ)の話でして、それが理解内容を受け手に委ねるか否かのみに帰結する、とは思えませんです。
        少なくとも、それを目している訳ではないでしょう。

        実際絵本の読み聞かせに限っても、そう単純な話ではなさそうなのです。
        例えば同じ「小学校低学年の子に、ひらがなだけで書かれた登場人物のかけあいが多い中編の絵本を読む」という条件でも、両方の読み方が成立してしまいます。
        情感ないしキャラクタに則した抑揚・声色を付けずとも、つまり平板な声調であろうともそれを伝えられるのです。
        (…経験則で言っていますが、おそらくその程度は既存の体系化された技法としてとっくにあるだろうと思います。)
        まあ受け手の慣れというのは確かにあるかもしれませんし、もしかしたら子供の能力に甘えてしまっているだけかもしれませんが。

        親コメント
  • ノベルゲームで高校の朗読会のシーンがあったのだが、
    身振りのない舞台演劇みたいな描写だった(地の文の読み上げはある)
    これは受け手が高校生だし、芸能性も求められるからそうなのだろうけど。

    小さな子どもへの絵本の読み聞かせで、フラットな読みが成立するというのは意外
    平板な声調だと子どもには受けが悪い・集中して聞いてくれないみたいな先入観があった

    • > ノベルゲームで高校の朗読会のシーン
      ほほぅ…フィクションとは言え、うん、ちゃんとやってる高校生ならそれくらいするんでしょうね。
      自分はずっと朗読会・朗読劇について疎く、古今東西芸術・文芸の領域から草の根・趣味にまで及ぶ表現の世界を、まったく知らずにおりました。
      子供の時分など、「え、なんでわざわざ朗読すんの?自分で読んでた方がいい。つか読ませろ。」、「演劇の台本読み合わせ?まあそれなら分かるけど。」とまあ何で嫌ってんのオマエくらいの勢いで。
      学生時代に火浦功の『遊んでて悪いか!!』 [amazon.co.jp]を呼んだのをきっかけに、演劇の世界ではそれ自体をあるいは公演のパイロット版として舞台で公開するものなのだと知りました。

      そしてコロナ禍に先立つ数年前、妹に誘われていったのがシャーロックホームズの朗読劇の舞台。
      演者は2人。衣装,若干の身振り,テーブル上の小道具はアリ。
      時間を忘れましたね。
      最初はお兄ちゃんコスプレかいなと面白がって見ていたのですが、さすが俳優と言いますか、時間の経過とともに引き込まれ度合いがぐんぐん上昇するんです。
      あれはもう一度観に行きたい。

      > 小さな子どもへの絵本の読み聞かせで、フラットな読みが成立するというのは意外
      私も意外でした。
      いえ、最初は大きくなってきた姪っ子 ~幼稚園くらいだったと思います~ への実験的な試みだったんですよ。
      (だんだん要求されるページ数や冊数が増えてきて大変だったのもありますw)
      話を追えなくなるかな、集中が切れるかな、と思いながらやりましたが全くそんなことは無く。
      最初に1度だけちらっとこちらに意識を向けたのが分かりましたが、そこも含めて子供の能力・成長に感じ入った出来事の1つでした。

      なお平板と言っても声色を変えず抑揚を付けないだけで、テンポ・呼吸(間)と段落毎の声量は調整しました。

      親コメント
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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