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TATEBAYASHI Miharuの日記: ここまでわかった宇宙の謎

日記 by TATEBAYASHI Miharu

「NASA宇宙探査の脅威 『宇宙の姿』はここまでわかった」(中冨信夫著 講談社α文庫)
という本を10日ほど前に買った。
値段を見ずにレジに持っていったら¥1200(税別)もして焦った。
文庫本で¥1200もするなんて・・・

宇宙論ブームだったのは今から10年くらい前だったろうか。
あのころは色んな本が出版されたし、私もよく読んでいた。
しかし、最近はITがもてはやされ、銭にならない宇宙のことは角に追いやられたようだ。
相次いだHⅡロケットの打ち上げ失敗も関係しているのかもしれない。

さてこの本についてだが、NASAが今までに探査して分かったことを写真やイラストを交えながら書いてある。
ハッブル宇宙望遠鏡は凄い。地球上の天文台で撮った写真なんか比べ物にならない。
しかし、写真は奇麗だが何か物足りない。ワクワクさせるものがこの本には無い。

基本的に地味な内容である。半分以上が太陽や太陽系の惑星についてである。
それもそのはず、太陽系の外は望遠鏡の観測くらいしか行っていないのである。
ボイジャー2号が太陽系以外の星に接近するのはいつになるのか全くの不明という状況では、
人工衛星や探査機を使って調査結果が出ているのは太陽系の中に限られる。
太陽系と言っても、天王星、海王星、冥王星は遠すぎて金と時間がかかるのが難点。

というわけで、調査の大半が太陽、月、火星に集中しているようである。
しかし、驚くような発見がそう簡単に見つかるわけではない。
ほとんどが地味(しかし、研究者にとっては重要)な発見である。

確かに宇宙論は理論が先行していて、それを裏付ける証拠を見つけるのに苦労しているようである。
NASAが一生懸命やっていることは証拠探しなので、地味にならざるを得ないのであろう。

それは理解できる。
しかし、「『宇宙の姿』はここまでわかった」というサブタイトルの割には、
素人にはどこまで分かったのか全然分からないのである。
水星に氷が有ることが分かっても、それが何を意味するのかが分からない。

結局、宇宙は謎だらけである。そして、¥1200の価値も謎だらけである。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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