TCHIGUILAの日記: 結婚式の準備
カトリック信者であれば自分の所属教会で結婚式を挙げたいというのはごく自然な事だ。 自分もそうしたいと思っていたし、彼女もそれを理解してくれた。 昨年9月、結婚式係の人と会う時間がとれ、結婚式を4月に予約した。ついでに婚約式をして区切りをつけたいと思い、12月に予定を組んだ。
結婚式の日程をいつみんなに知らせようかと考えていたのだが、 きちんと婚約をするのだからそのくらいのタイミングにしようということにした。 そういうわけで、私と彼女とが知り合った同窓会へは、12月の忘年会の席で彼女が公表した。 私はその忘年会には行けなかったのだが、代わりに ゼミのOB会で報告した。 ちなみに教会で挙げる結婚式には証人が必要である。2人には共通の恩師がいるのだからこの方以外に証人に適役はいないということで意見が一致、10月中旬に手紙をお送りしてからご報告と証人のお願いをした。
さて普段御世話になっている日曜学校にも報告しなくてはならない。 まだ結婚後の生活の場すら未定の状態であったからして、日曜学校のチーフリーダーは続けられないと考え、 9月始めのうちに後輩を説得した。 そこから徐々に関係者に話をしていったものの、公式に発表する場がなかなかない。 結婚式係の担当者には日曜学校卒業生のお母さんもいらっしゃるのだが、 口の堅い方だったので、こちらから公表するまで何事もなし。そこで 公私混同の感があるものの日曜学校のクリスマスパーティで公表した。
そういう場で公表するからにして、当然みんなに祝福してもらおうと考える。 普通、結婚式というのはそれほど大人数にはならないけど、 今回は教会のミサだから教会の人たちみんながきっと祝福に来てくれる。 彼女と知り合った同窓会の友人先輩後輩もたくさん来るだろう。 幸いにして教会が、所属信徒には庭やホールを貸してくれるとのことだったので、 教会の庭を借りてガーデンパーティをすることにした。 これなら来てくれた方をきちんともてなせる。 普段「教会でパーティ」と言うと教会のみんなでいろいろと持ち寄る会なのだが、 今回はぜひ、気軽に楽しんでもらいたいと考えて、ケイタリングサービスを頼むことにした。 (結局、皆さんにいろいろとお願いしてしまったが…)
さて、それはそれ自分と彼女と友人知人との話。もちろん自分にも彼女にも親族がいる。 披露宴と名付けないけど親族にはきちんとお披露目したい。 これから先、自分と彼女が新しい所帯をもってお付き合いしていく最初の出発点である。 幸い教会の回りには大小いろいろなホテルがある。 とりあえずと試しに入った教会向かいのホテルの営業トークに引き込まれて、 結局親族との食事会をそこですることにした。 すると挙式当日は、結婚式の後、友人知人のパーティをして、それから食事会となる。 親族の方々には2時間以上待って頂くことになるので、ホテルの喫茶券を手配しておく。 大人は喫茶券でいいけれど、私の親戚に学齢前を含めて子ども達が9人もいる。 これはホテルで喫茶というわけにはいかないのだが 「品川って言ったら水族館のあるところかぁ」という親戚の一言をヒントにして、近くの水族館のチケットを手配した。 (水族館とホテルが同じ系列なので手配は早かった)
そんな準備をして当日、天気にも恵まれてたくさんの方たちに来ていただいた。 12時30分に教会に着いてみると既に司会を頼んだ会社の同期や仲間、そして ケイタリングサービスの方とかがいらしていて、既にただならぬ気配。 13時過ぎに写真撮影のあと式のリハーサル、その後手洗いに行ってみると既に大混雑。 どれくらいの方が来ているのかよくわからないまま聖堂の一番前に着席する。 新郎はそこで新婦を待つので、その後控え室にどれくらいの方が集まったのかわからない。 でも、前を向いて着席していても背後にたくさんの人の気配を感じる。 結婚式係の方が空席を詰めてくださいと焦っているのもわかる。 でも後ろを向いてキョロキョロするわけにはいかない。 大変な事になってしまったのではないかとそればかりが気になる。
聖堂の祭壇脇にあるガラスで区切られた子ども用のスペースに、 少なからぬ子ども達が入ってきた。まだ小さな子ども向けの、 騒いでも何してもミサの進行を妨げないスペースだ。 会社の同期が子どもを連れてたり、日曜学校の学齢前の子どもだったりしたので 手をふってみると向こうも手をふってくれた。 あたりまえなのだが知っている人が来ているとわかって少しほっとする。
そうしているうちに司祭が祭壇に現れる。 高輪教会の主任司祭の古川神父…、と驚いたことにもうお1人現れた。 高輪教会の前主任司祭で今は渋谷教会に いるヘロニモ神父である。高輪教会で日曜学校の運営や指導を私に存分に任せて、 かつ私が行き詰まったときにはすぐにアドバイスをくださった。 渋谷教会に異動されてから病気されたと聞いていたのだが、多少軽量化されたようだ。 そんなことを考えるうちにワグナーの結婚行進曲が鳴り響き、新婦が入堂する。 それまでいろいろと無理難題があっただけにようやくここまで至ったかと感無量であったが、 とりあえず涙腺をきっちりと締めることに成功した。 会衆で埋まった聖堂を見渡せたはずなのだが、 そんなこんなでバージンロードの奥からやってくる嫁様にしか目が行ってなかった。
(たぶん続く)
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