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日本

TCHIGUILAの日記: ぱあてるのすてるのおらしよ 2

日記 by TCHIGUILA

どこで切ればいいのかわかりにくいが、「ぱあてるのすてる」がラテン語。
「ぱあてるのすてる」の「おらしよ」祈り、である。

そもそもこの、イエスが弟子たちに教えた祈りをキリスト教会は大切にしてきた。カトリックでもプロテスタントでもこの祈りの文語文の最初は「天にまします我らの父よ」なのだけども、ラテン語だと「Páter Nóster」である。これを400年以上前、日本で学び、日本語に書き直したという。面白いことに題名だけラテン語のままである。

てんにましますわれらが御おや
御名をたつとまれたまへ
御代きたりたまへ
てんにをひておぼしめすまゝなるごとく
ちにをひてもあらせたまへ
われらが日々(にちにち)の御やしなひを今日われらにあたへたまへ
われら人にゆるし申ごとく
われらがとがをゆるしたまへ
われらをてんたさんにはなし玉ふ事なかれ
我等をけうあくよりのがしたまへ
あめん
(どちりなきりしたん:切支丹文学集 平凡社/岩波文庫 より)

日本を目指した宣教師を、日本の占領をもくろんでいたなどと叩く人も居るけど、フランシスコザビエルはインドのゴアに至ってから日本人の評判を聞き日本への宣教を決めたと言う。理論で納得しなければ改宗しない日本人にキリスト教を広めるには日本人が自ら学び司祭・修道者を出さねばならぬ、そう考えた宣教師たちは印刷機を輸入し、教義を日本語に訳し、その書籍を出版した。

多くの人たちは鎖国と禁教の圧政の中に散っていったであろうけれども、その人たちのおかげで日本の教会は信仰を守り、こうして今日、その息吹きを感じる事ができるのだと思う。

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