Takahiro_Chouの日記: [映画]イングロリアス・バスターズ
褒めてるヒトが多いって事は、ヨイショしたら、金でも貰えるのか?
たらちゃん、ぎぶみーまにぃ、ぷりぃず
それは置いといて、そもそも、「大事な事は、全て映画から学んだ」的なダメ野郎である、タランティーノに、ナチやユダヤ人の事を教えたのは、この映画の出演者の1人であるイーライ・ロスだそうである。
そして、ナチの残虐非道な所業を知り、世の中には殺してもノープロブレムな奴等が居たんだと悟ったタラ公は、水を得たクトゥルーの如く大惨劇を起したのである。惨劇と言っても、映画の中の話だが。ナチ関係者なら、女子供でも平気で殺してたよな、映画の中の話だけど。
つまり、この事から我々が学ぶべき教訓は唯一つだ。
ボンクラだが才能の有る映画監督に、映画の中で、どんな惨い目に遭わせても、どっからもクレームが来ない連中が存在するのだ、と云う事を教えるのは、非常に良い事である。
この映画は、いわば、2つの物語より成っている。
1つは、ナチ占領下のヨーロッパに潜入したアメリカの特殊部隊、通称「イングロリアス・バスターズ」の物語。
もう1つは、SSに家族を殺されたユダヤ人女性の復讐の物語。
だが、2つの物語は、狂言回しにして、真の主人公であるSS大佐・ハンス・ランダを通じて間接的にしか、交わらない。
4ヶ国語を自在に操り、SSの将校でありながら、「ユダヤ人のように考える事が出来る」と称する、「トリックスター」の典型の様な男。
のっけから、フランス人と話してるのに、
「こっからは、英語で話そうか?」
と、「キル・ビル」で観たような展開に成ったと思いきや、凄まじいオチがやってくる。
しかし、まぁ、
「なんで、ヨーロッパを舞台にしたナチ絡みの映画なのに、登場人物は英語を話してるの? あと、登場人物のゼスチャーとかも、ヨーロッパ式じゃなくて、アメリカ式だよね?」
と云う、「ワルキューレ」や「愛を読むひと」を観たヤツが感じる疑問に、イチイチ理由を付けてるのは、律儀なんだか、阿呆なんだか。
この映画では、登場人物のしゃべる「言葉」や、登場人物が、どこに属する何者なのか、と云う事がキーになるシチュエーションを執拗なまでに描いている。
それは、様々な言葉を操る者であるハンス・ランダが、「どこにも属さぬ者」「境界に有る者」である事を意味している。
そして、ラストで、ハンス・ランダは、まさに、「どこにも属さぬ者」「境界に有る者」に相応わしい選択をするのだが……それは「どこにも属さぬ者」「境界に有る者」が自ら、その属性を捨てさった為に、その属性故の神通力を失なったと解釈すべきか、それとも、「境界に有る者」としての宿命故と解釈すべきなんだろうか?
まぁ、タラ公の事だから、んな小難しい事なんて、なぁ〜んにも考えてねぇんだろうけどね。
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