Takahiro_Chouの日記: 「ザ・コーヴ」討論会その1
7/3に、新宿のロフトプラスワンで行なわれた……一つ前のエントリにも、似た様な事書いたけど、1日で2回、ロフトプラスワンに行った訳だよ。で、おいらが、「人喰い映画祭」の話を聞いて、ゲラゲラ笑ってた頃に、「ザ・コーヴ」を上映してた渋谷と横浜の映画館では、色々と凄い事が起ってたらしい。
とりあえず、細かい事は、さておき、ロフトプラスワンで行なわれた映画「ザ・コーヴ」の上映会&公開討論会に行ってきた。
パネリストの鈴木邦男氏は、
「ここ(ロフトプラスワン)に来る人は、覚悟して来てる人ですから」
とか言ってたけど、いや、主に行ってるロフトプラスワンのイベントが、「ロケット祭り」だったりするワスは、ロフトプラスワンが、んな所だとは、あまり知らなかった。
そりゃ、店の中(地下2階)で、ロケットの固体燃料燃やした事は有ったが。
あと、「ロケット祭り」のパネラーのあさりよしとお氏が、10年程前に、某イベントで、酔った挙句に、唐沢俊一の胸倉掴んだ事は有ったけど、その事件が起きたのは、あくまでも別の場所&別のイベントです。
つーか、この時、初めて、ロフトプラスワンに来た人が、山程居たのに、んな「覚悟」を求められてもなぁ……。
で、とりあえず、「ザ・コーヴ」の感想。
まず、「ザ・コーヴ」ってのが、ややこしい構造の映画なのだ。
太地町ではイルカ漁だけじゃなくて、(こっちも広い意味でのイルカ漁だけど)水族館とかに売るイルカの捕獲も行ってる。
そして、これを止めさせる手段として、イルカ漁の映像を撮影し、それを公開する、と。
なので、作品のテーマが、複数有る事になる─目的も2つ有って、イルカ漁を止めさせる&水族館などに売る為のイルカ捕獲を止めさせる。で話のメインが、その目的を果す為にやる事(=盗撮)が上手く行くか─んだけど、それが、映画としては、諸刃の剣になってる。
雑誌「映画秘宝」最新号で、映画ライターの高橋ヨシキ氏は
上映時間の半分が事実上「メイキング・オブ・『ザ・コーヴ』」でしかない
と書いている。その意味では、映画として駄目なのかも知れないが、この「メイキング・オブ・『ザ・コーヴ』」が、ちょっと見方を変えれば、別の意味を持つ。
「メイキング・オブ・『ザ・コーヴ』」の部分は、イルカ漁の盗撮の為、色んなスペシャリストが、次々と現われ、彼等の協力によって盗撮が成功する、って話だが、この部分って、偶然だとは思うが、2008年のオスカーのドキュメンタリー部門受賞作の「マン・オン・ワイヤー」と同じ構図なんだよね。
「イルカ漁の盗撮」を「ニューヨークのWTCのツインタワーの間に、一夜にしてロープを張り、その上を綱渡りする」に変えれば、「マン・オン・ワイヤー」になってしまう。
だから、おそらくは、「ザ・コーヴ」を(制作側の主張はともかく)映画として面白い/面白くないと言ってる人が着目してる箇所は同じで、違いは、プロジェクトX的な話として見てるか否か、なんだとは思う。
制作側の主張の是非は置いといて、映画として、どうか? と言う話は、これ位にして、感想その2(粗筋&演出で気付いた事)と、討論会の様子は、本日夜以降、(暇と気力が有れば)書きます。
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