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日記

Takahiro_Chouの日記: 書評「ヒトラーとナチス・ドイツ」 2

日記 by Takahiro_Chou

出版されたのが、昨年6月なので、ナチスに関する最新に近い研究を一般向に解説した本と言えると思われる。

実は、ヒトラーは国民の支持により、政権を獲得し、独裁者と成った訳では無い。何故なら、ヒトラーが首相となった直前の国政選挙では、ナチ党は、三分の一の議席しか取れず、しかも、議席数≒得票率は、前回の国政選挙より下っていたのだ。1933年の時点では、ナチ党は、ドイツの第1党ではあっても既に凋落は始まっており、ヒトラーを首相とする内閣は、連立内閣で、しかも、少数派内閣(国会議員に占める割合で言えば、与党議員より野党議員の方が多い)だったのだ。
話は全く逆であって、ナチスは、幸運や権謀術数(違法スレスレの手段含む)、野党や連立を組んだ他党の見込みの甘さなどの様々な要因によって、政権を取り、独裁政権化し、しかる後に「国民の支持」が生まれたのだ。

そして、思想に関しては「純粋なる亜流」であり、人生のある時期まで、「受け身の日和見主義者」だった人物が、カリスマ的な独裁者と化す事も有るのだ。……そうなった時点で、その国の国民に残された道は「いずれ払わねばならない莫大な負債を如何に減らすか」しか無くなるが……ただ、それでもなお、その事態は歴史の必然ではなく、防ぐ手段は有るのだ。
……多分ね……。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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