Takahiro_Chouの日記: 小川一水氏のSF新人賞に関する一連のtweetについて(2) 3
日記 by
Takahiro_Chou
twitter上で別件に関して「今時、第2次大戦時のヨーロッパを描いた作品が『邪悪なSS VS 相対的にマシなドイツ国防軍』みたいな大昔のテンプレを無批判に受け入れて作られてたら、流石に古臭いよな」的なtwをして、では、果してあるジャンル縛りの新人賞の応募作で「話はスゲェ〜面白いが、使われてるテンプレは、そのジャンルとしてはスゲェ〜古臭い」と云う作品が有ったら、選考委員としては、どうするのが正解なのか?? と云う疑問が脳裏に……
そりゃ作品次第では (スコア:1)
「古臭さを突き抜けて面白い」なら単に設定が古いだけ。
知識のある読者相手に古臭さをツカミやドンデンに使っているならメタ的作品と評価できる。
「一周回って面白い」の域に達していればリバイバル、ルネッサンスと言えるかも。
Tiger! Tiger! (スコア:0)
あんたやそのとりまき、あるいは作者の存命中には評価されなくとも
その物語が優秀なら間違いなく後世で評価されるから問題なし
かの虎よ、虎よ!がまさにそうだろ
モチーフになってるモンテ・クリスト伯なんて、わが赴くは星の群が発表された時点でさえ100年以上前のもの
しかも映画化もドラマ化さえもされていないのに、一体どれだけの影響を後世に与えたと思ってんの?
たとえば80年代RPGから現代のなろう駄文に至るまで、さも当たり前のように出てくる転送魔法における
「一度行った場所にしか飛べない」という制限は一体どこからやってきたと思ってるんだ
サイボーグ009の奥歯がスイッチになってる加速装置なんかもそうだが
もはやあちこちパクられすぎていて、誰もがどこからパクってるのかすら認識していないだろ
あれほど多大な分野に影響を与えたSFがダブル・クラウンどころか、
ネビュラ/ブラッドベリ賞、ヒューゴー賞のいずれも取っていないという事実
ジャンルとして古くさかろうと、選考委員の目が節穴だろうと、現世では評価されなかろうと、
物語としての面白さの前には何の障壁にもならない
いつか必ず評価される
Re:Tiger! Tiger! (スコア:2)
いや、逆に小川一水氏を批判してる人達が、何を批判してるか判ってます??
小川一水氏の一連のtwは新人賞の選考委員の立場としてやられたモノであって、小川一水氏を批判してる人達からすると、小川一水氏が「その物語が優秀なら間違いなく後世で評価される」機会を奪おうとしているように見えてるんですよ