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日記

Takahiro_Chouの日記: 【映画】工作 黒金星と呼ばれた男

日記 by Takahiro_Chou

90年代、北朝鮮の核開発の実状を探る為、実業家のフリをした韓国の工作員─コードネーム「黒金星」─が北京に居る北朝鮮の対外経済委員と接触、その後、何年もかけて、北朝鮮側の信頼を勝ち取り、ついに金正日に面会する所まで漕ぎ着けた。

しかし、90年代も後半になると、韓国の政界には激震が起きていた。金大中率いる勢力が躍進しつつ有ったのだ。
90年代半ばの国政選挙では、何故か偶然にも、北朝鮮が軍事行動を起こしたせいで、対北強硬派の(当時の)与党が勝利する結果となったとは言え、金大中が大統領になる可能性も生じてきた。
そんな中、中国・韓国・北朝鮮を行き来する「黒金星」がソウルに戻った時、上司に呼び付けられ、ある事を命じられる。

「これは、今の与党の議員が書いた手紙だ。これを、お前のルートで金正日の手に渡るようにしろ」
「いや、そんな事したら、私が韓国の工作員ってバレますやん。あと、ちょっとで北の核開発の情報が手に入るんでっせ」
「いや、考えてもみろ。このままでは、金大中が大統領になってしまう。そんな事になったら、ヤツは我が国を北に献上するだろう。そうなっては、北朝鮮の核兵器もクソも有ったものでは無い」
「で、それと、この手紙が、何の関係が??」
「こうなれば手段は1つだ。金大中が北朝鮮に韓国を献上するのを防ぐ為に、北朝鮮の手を借りて、金大中が大統領になるのを阻止するのだ!!!!」
「????????……はぁっ??!!」

何1つ、辻褄が合ってないだろう、と言いたい皆さん。
御安心下さい。皆さんの頭は極めて正常です。
そして、狂ってるのは現実の方です。
そう、この無茶苦茶な話は、実話を元にしてるんです、はい。

ところで、この映画の中で描かれてる「韓国の安全企画部(日本で云うなら公安+内調)が金正日に献上した金の一部を、北朝鮮の諜報機関が、ちゃっかり中抜き」も実話なんだろうか??

あと、「アシュラ」で「主人公より羽振りが良くなってく主人公の後輩」を演じたチュ・ジフンの「色々とムカツくイケメンの悪役」ぶりに磨きがかかっております。これも一見の価値あり。

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