Takahiro_Chouの日記： 2020年1月に観た主な映画

エクストリームジョブ

解体寸前の麻薬取締チームが張り込みの偽装としてフライド・チキン屋を始めたら、そっちの方がバカ当りしてしまい……と云う粗筋の韓国映画。
いい大人による本気の悪ふざけ(誉め言葉)。 のっけから「窓ガラスを割った際の弁償代をケチる突入作戦をやろうとしたら、その結果、車十数台が玉突き衝突する更に弁償代がかかる事態に」と云う馬鹿展開。いや、でも、この馬鹿展開、金・環境・ノウハウ全てが揃ってないと撮れねぇよなぁ……。
しかし、「張り込みの偽装で始めたフライド・チキン屋を、そうとは知らない麻薬組織が買収→麻薬配送ルートとして利用」と云う展開は、流石に主人公達は処罰されないとおかしいだろ。

テッド・バンディ

「テッド・バンディ」とは何者か??を知らない状態で観たかった気もした。
多分、知らない人には、最後の「○○の暴露」(“秘密の暴露”か“無知の暴露”かは知らない人が居るかも知れないんで書かない)までテッド・バンディが本当に殺人犯なのか?? と云うのが判んなかったと思う。
「ホンマに何かやらかして捕まったサイコパス」と「冤罪で捕まったサイコパス」は傍から見ると見分けが付かない行動を取るのでは??と云う嫌な話と云う解釈も可能かも。
あと、現実の「サイコパス」は、ああ云う感じの「魅力的な」人が多いそうで……。

パラサイト 半地下の家族

とりあえず「貧困問題を描いた映画を観に行くと、たまにしか映画館に来てないようにしか思えない高価そうな服の老夫婦がゾロゾロと」と云う現象に名前を付けたい。
見所は、世にも豪快な「トリクルダウン」理論。金も降りてくるが、大量の雨水(文字通りの意味で)も降りて来て、貧乏人の家がエラい事に……。
貧困問題を描いた映画で、一番金がかかってるのが「貧乏な家族が暮す一帯が実はバカデカいセット」と云うのは、どう考えれば良いのやら??
ネタバレになるが、あるキャラの前半と後半の「え?? ホンマに同じ人が演じてるの??」感も……。
あと、パラレル・ワールドと云う設定で、イケメンの妹氏が金持ちの母娘を篭絡する話を撮ってもらう事は出来ませんか?? パク・チャヌク監督辺りに。タイトルは「お嬢さん：現代編」で。

フォード VS フェラーリ

あの副社長が爽やかな笑顔になる度に、前歯が全部ヘシ折れるまでブン殴りたくなる衝動に駆られる。(実際は、あんな人じゃなかったそうです、念の為)
そして、主人公2人の夜の密会を偶然見ただけで全てを察したカミさんは、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」の「カミさんが泊ってるホテルの部屋にカミさん以外の女の下着が…」で全てを察した旦那級の勘の良さ。