Takahiro_Chouの日記: 「三体II・黒暗森林」感想(1)
日記 by
Takahiro_Chou
まだ、全部読んでないけど、読んだ部分だけの感想を
プロローグ
- 「嘘」の概念が無い知的生命体が、ここまでスムーズに地球人とコンタクトが可能なのか??
- 言語体系や論理学に相当するモノが全然違うのでは??
- 三体人にとってETO(『三体人』に従っている地球人)は本当に信用出来る相手か??
- 彼等にも三体人には無い能力「嘘が吐ける」「隠し事が出来る」を持っているので。
- 三体人側もETOを危険と見做してるが、まだ、「隠し事」に慣れてないので、うっかり「最終的にはお前たちも滅ぼす」と言ってしまったor「隠し事」と云う概念を学ぶ前に明かしてしまったので、今更「『三体人』に従っている地球人」も滅ぼすつもりである事を隠しても意味が無い??
第一章「面壁者」
- 爺さん3人組(成金・元教師・労働者)が結構良いキャラ。
- 技術/理系への過信(作中のキャラ・章北海が言う「盲目的な技術過信」)が思わぬ陥穽となる?(もし、相手の科学・技術が自分達より圧倒的に上に思えたら→技術/理系への過信を持っている人ほど「敗北主義」に陥ってしまう)
- 技術者が本業の人が書いた小説で「技術への盲目的過信は危うい」と云うキャラが出ている意味は?? 果たして宇宙軍の章北海は、この小説の中で、どう云う位置付けなのか??
- 作者の代弁者?
- 主人公の邪魔をするキャラ? (パニックもので云うなら事態を悪化させる馬鹿)
- 前者であれば、技術者である作者が、何故、「技術への過信」を警告するキャラを出したのか??
- 技術者が本業の人が書いた小説で「技術への盲目的過信は危うい」と云うキャラが出ている意味は?? 果たして宇宙軍の章北海は、この小説の中で、どう云う位置付けなのか??
- この小説が書かれたのは2008年=中国が大国に成りつつあった時期。では、何故、この小説で「技術の進歩によって『大国』のアドバンテージは失なわれ、思いがけぬ小国が世界をリードしかねない時代が来る」が持論の人物が、面壁者の1人にして「アメリカの元国防長官」なのか??
- 作者の中では、当時の中国が「大国とは言えないが、近い将来、世界をリードするであろう国」だった??
- それとも「中国が(アメリカを凌ぐ)大国になったとしても、思わぬ小国に足下を掬われるかも」と考えていた??
- 2人目の面壁者=21世紀において社会主義(経済)を成功さ、「軍事大国VS小国の戦争で、小国が軍事大国と同じルールで戦争をしてくれないと、軍事大国が勝てるとは限らない」事を証明したベネズエラの大統領。
→またしても「当時の中国が進みつつある道」へのアンチテーゼ?? - フレデリック・タイラーとレイ・ディアス=「『技術の進歩により大国が大国である事のアドバンテージは失なわれる』が持論の元アメリカ国防長官」と「対米戦争でフレデリック・タイラーの理論を証明した人物」の間に、過去、何が有ったのか??
- 「特攻隊」を止める為に日本の防衛大臣が持ち出してきたのが銀英伝→
エンタメがその国の対外イメージを作る??→
「三体」で描かれている「中国」が中国の新しいイメージと成り得るか??
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