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日記

Takahiro_Chouの日記: 「三体II・黒暗森林」感想(3)

日記 by Takahiro_Chou

全体を読んだ後の感想

  • 前作での疑問「あんなスーパーテクノロジーを持つ連中なら、自分達が置かれてる状況への対策方法などいくらでも有るだろ」への一応の回答→
    「三体人」は「宇宙には自分達以上の化物がどこに潜んでいるか判らず、その化物どもも同じ疑心暗鬼に囚われている可能性が高い」と思っていた。→
    生き延びる為に、どこに居るか判らな化物どもの注意を引きかねない真似をしたら本末転倒。(スーパーテクロノジーを使うにも制約が……)→
    そしたら、目と鼻の先に「変な所で悪知恵が働くが、別の点では常識を知らないマヌケなカモ」(ガキの割に悪知恵は働くが所詮が悪ガキ)が居た事が判明。
  • 文革時代の中国で始まった物語の2巻目が、全世界が文革時代を思わせる状況に→
    その時代を経て本作が書かれた時代の中国を思わせる世界に→
    更にその後……??
  • 「騙し合い」がテーマの作品。=作中に出て来る「作者が肯定的/否定的に描いている思想/社会体制」に見えるモノは、どこまで、本当に「作者の思想」を反映したモノか??
    • 本作が書かれた時代(アメリカだとブッシュJr.政権→オバマ政権への移行期)における「中国の未来」への批判?
      • 大国になったとしても、これから「大国である事」の利点が失なわれる時代になるのでは??
    • 技術者が書いた小説でありながら、どこかに科学技術への不信感が見え隠れしている……。
      • 科学者・技術者または科学者・技術者であった政治家が暴走する。
      • 科学技術への盲目的過信への警告。
    • ↑ところが、「騙し合い」「如何に真の意図を隠すか??」テーマの作品なので、これらが本当に作者の思想かを考えれば考えるほど訳が判らなくなる。
  • どんな役割・立場にどれ位女性が居るか??が社会変化の指標に→
    ある意味で「架空の未来」を舞台にした小説は嫌でも政治的に成らざるを得ない。社会はそのままだと描いても、社会はこう変っていると云う描き方をしても、どう転んでも「政治的」になってしまう。
  • 第一部を読んだ後に「地球人・三体人に続く3つ目の種族・文明が出て来るのでは??」と予想してた知人が居たが、ある意味で当ってた。

一部の人にしか判らない「刃牙」喩え

基本読書「あの『三体』の続篇がついにきた! すべてのスケールがアップし、人類の命運をかけた”終末決戦”が描かれる超傑作!──『三体Ⅱ 黒暗森林』」

面壁者には国連惑星防衛理事会によって4人の人物が選ばれる。ひとりひとり名前が呼ばれ、その選定理由が述べられていくパートはまるっきり刃牙の「地上最強の男を見たいか────ッ」「全選手入場です!!」の頭脳バトル版で、もうこのあたりから興奮がとまらない。

ところが主人公は「で、何でお前が『地球最強の頭脳』決定戦に混ってるんだ??」「いや……当の俺にも判りません」状態。
「刃牙」の「全選手入場」の柴千春以上の異物感。(主人公だから何かやってくれると読者も思うが、主人公じゃなかったら、完全にネタキャラ)

「なんか、超ヤバい連中が暗殺しようとしてる激ヤバの格闘家が居るみたっすよ!!」
「よし、じゃあ、そいつを最強格闘家決定戦に出すんじゃっ!!」
……ところが、連れて来られたヤツは……
「えっ? 本当に、コイツ強いの?」

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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