TarZの日記: 白色LEDの発光効率が一つの山を越えた
白色LEDの発光効率は150lm/Wへ,日亜が開発品を発表 (要ログイン)
日亜化学工業は,順方向電流が20mAのときの発光効率が150lm/Wに達する白色発光ダイオード(LED)を開発した。 ... 他の光源と発光効率だけに着目して比較すると,演色性を高めた蛍光灯の同90lm/Wに比べて約1.7倍,白熱電球の同 13lm/Wの11.5倍であり,最も発光効率が高いとされる高圧ナトリウム灯の132lm/Wをも上回るという。
(強調部は引用者)
白色LEDの発光効率が、ついに高圧ナトリウム灯の発光効率を超えた。数年前はまだまだ遠い目標に思われていたが(赤色LEDでは達成していたかもしれない)、ようやく一つの山を越えた。
今回のものは青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせるタイプで、演色性はいまひとつと思われる。クルマのヘッドランプとして使うならこれでもいいかもしれないが、室内照明に使うには演色性も重要な要素だ。演色性に加え、明るさと価格面で改善していけば、照明器具への採用が加速することが見込まれる。
間接照明やスポットライトといった用途にはLED、直接照明ならELパネルが有望かな? 一般向けに商品化されたらぜひ比較してみたい。(今でもボチボチ出始めているけど、価格的にも数的にも、とても一般向けではない)
関連過去メモ
2006/11/22 13:06 ソリッドステートな照明
2006/07/02 01:16 いよいよ有機ELが照明へ
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ここからは蛇足な話題。
ちょっと前のTV番組で、「部屋に"和らげる雰囲気"をもたらすなら、照明を蛍光灯から白熱灯に換えるとよい」というような趣旨のことを言っていたけど、省エネルギー的には後ろ向きだ。こういうことは、TVではあんまり流してほしくないなあ。
蛍光灯にも電球色のものはあるのだから、そちらを勧めるべき。
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ここからは蛇羽(?)な話題。
希少資源(タングステン)使用量を軽減するためにも電球は減らしていくべき…と思ってググったらこんな資料が。
レアメタル安定供給研究会の 活動状況(PDF)
電球1つあたりのタングステン使用量は0.01gで(フィラメントだもんなあ…)、リサイクルの意味がないくらいに少量らしい。資源的な見地からは、電球についてはあまり心配する必要もないか…。
白色/青色LEDの原料であるガリウムも希少資源だが、タングステンのように産地が中国に集中していないというメリットがある。
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