
TarZの日記: 大気中の二酸化炭素隔離に成功…って本当ですか? 2
本家First Successful Demonstration of CO2 Capture Technology
なんと、大気中の二酸化炭素を抽出・分離する装置のデモンストレーションに成功したとのこと。
元ネタはこちら。First Successful Demonstration of Carbon Dioxide Air Capture Technology Achieved
ざっと読むと、夢のようなことが書かれている。全くデメリットが書かれていないのだが、これは事実なのだろうか。
火力発電所から出る二酸化炭素を固定して、地中なり海中なりに隔離しよう、という案は従来からある。しかし、今回のこれはなんと、大気中に薄まった二酸化炭素を抽出・分離する技術らしい。
メリットとしては、二酸化炭素を隔離する場所(発電所の近くとは限らない)でこの装置を動かせば、発電所で分離する場合よりも(運ぶ手間がかからないので)便利!…ということのようだ。
これは、大きなエネルギーの消費なしに実現できなければ意味がないのだが、どういった技術なのだろうか。詳細が全く書いていないので、にわかには信じがたい。続報待ち。
ざっと本家を見ると、あちらでも「どれだけのエネルギーがかかるんだ」「記事にはなにも情報がないじゃないか」と書かれている。How much coal to power this? (#18881113)
まあ、そうだわな…。
[19:35 追記]
本家に、エネルギー収支に関しての部分的な論文要旨が出た。(#18881979)
化石燃料を燃やすよりは必要エネルギーは少ない、と主張しているようだ。しかし、やはりこれだけではよく分からない。
電力オンリー (スコア:1)
さて、どんなもんでしょうかねぇ。
# 固定できなくても、ハウス栽培の野菜に対して利用すれば効率がいい?(少ない肥料で育てられるとか)
# 高二酸化炭素栽培とかあったような気がする
SETIとかが余剰CPUパワーでのプロジェクトであるなら、余剰電力プロジェクトとしてはトライしてみたいなー
M-FalconSky (暑いか寒い)
リンク先が英語だと読む人が極端に減りそうな件について (スコア:1)