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TarZの日記: 恒星間殖民は不可能? 5

日記 by TarZ

本家記事:The Impossibility of Colonizing the Galaxy

 SF作家チャールズ・ストロスの発言として、恒星間の殖民はおそらく不可能だろう、という話。元ネタはこれかな。The High Frontier, Redux

 色々と理由が書いてあるらしい。長いので後で読むが、これは今更言われるまでもなく真だろう。なにかとてつもない技術革新(ワープとか量子駆動とか反物質でできた惑星がみつかるとか)がない限り、恒星間の深遠は乗り越えられない。恒星間どころか、木星以遠に人類が足跡を残すことも(おそらくは)ない。

 もっとも、さまざまなSFで描かれているような播種船(生物の遺伝子のコードと、到着地で生物を復元する設備のみを運ぶ宇宙船)については、完全に可能性を否定するような材料はないと思う。工学の限界を極める必要があるだろうけど。
 工学の限界を極めるには、今の文明を長期間存続させる必要がある。まず乗り越えるべきはそこから。

 「地球がダメになるから宇宙殖民を」という主張があるが、これはちょっと楽観的すぎる展望だろう。地球上で文明を存続できないような技術レベルでは、宇宙殖民などできない。「あちら」は、温暖化の進んだ地球よりもずっと住みづらい。

… … … …

 播種船についてはネタがあるので、そのうちメモをまとめたい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by the.ACount (31144) on 2007年06月22日 15時24分 (#1178423)
    意識を電子化するのは「とてつもない技術革新」に入るのかな?
    脳の解明ができると思ったから国家目標にしたんだろうし、解明できた頃には計算機能力も全脳シミュレーション可能になってるだろう。
    脳を傷つけずに意識をコピーするのは「とてつもない技術革新」が必要だと思うが、破壊コピーなら可能だろう。(死んでから意識のみ存続・・・ゴーストですね)
    寿命(?) が長ければ恒星間なんぞどうってことない。(その時、殖民の意義は? 惑星に下りる必要もないし・・)
    --
    the.ACount
    • by TarZ (28055) on 2007年06月26日 18時28分 (#1180348) 日記
      寿命(?) が長ければ恒星間なんぞどうってことない。(その時、殖民の意義は? 惑星に下りる必要もないし・・)
       いや、それでもまだ色々と難しい問題があるんですよ。

       元ネタが長文の英語なのでまだ読んでいないのですが、ざっと読んでみて面白そうであればタレこもうと思っています。

      # なかなか読む暇が…。:-(
      親コメント
      • by the.ACount (31144) on 2007年06月27日 10時12分 (#1180812)
        パイオニア10号が太陽系から出て行ったけど、あれが数 km/s くらいの速度で近くの恒星に向かったとすれば数十万年で到着する。
        まさか恒星間飛行でそんなにゆっくりとは飛ばないと思うが、それでも千年オーダーはかかるだろう。
        すると、その間の消費エネルギーをどうするか? が問題になりそうだな~。
        まあ、数千年かかっても平気なら、反物質燃料を作るくらい待てるだろう。
        --
        the.ACount
        親コメント
        • by TarZ (28055) on 2007年06月27日 11時29分 (#1180854) 日記
           その通りで、電池は問題だと思っています。

           航行中、最低限タイマ(時計)だけは動作させている必要がありますが(そうでないと宇宙船が現在どこの位置にいるのかわからなくなる)、この僅かな電力も数千年の期間動かし続けるのは困難です。
           まあ、いくつか方法を考えられないこともないのですが…。
          • 超伝導コイルで蓄電して、原子炉を間歇動作
            (数十年おきに炉を起動して発電、超伝導コイルに充電したらまた落とす)
          • 航行中、飛んでくる宇宙線(荷電粒子)のエネルギーで充電する
            (どれくらいのエネルギーを得られるのか見積もりたくて、宇宙線の資料を探し中…)
          • 航行中、前方から衝突する星間物質の衝突エネルギーで充電する
            (宇宙船の航行速度を消耗するが、この方法でエネルギーを回収しなくても衝突による僅かな減速は起こる)

           なお、私は反物質燃料については、考慮の対象外にしています。
           もちろん、理論上は作ることは不可能ではないですし、現在でもナノグラムオーダーでは作れますが、恒星間航行に使えるほどに大量に作れるかどうかわからないので。(SF的には、太陽近辺に大規模な反物質工場を作ったりできますけどね)

           どの技術を考慮の対象として、どの技術を考慮の対象外にするかは一定の基準を設けていますが、長くなるので省略。
          親コメント
          • by the.ACount (31144) on 2007年06月27日 12時19分 (#1180883)
            >太陽近辺に大規模な反物質工場
            千年も宇宙で生活してると、日曜大工気分で作れそう。
            こんな寿命を考えたら「とてつもない技術革新」の意味が不明になってしまうから、前提が間違ってる気がしてきた。(「百年以内」くらいの意味にしとかないと・・)
            --
            the.ACount
            親コメント
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