TarZの日記: 現代的な「宇宙戦争」
本家:Does Active SETI Put Earth in Danger?
Active SETIは地球にとって危険とならないか?
「地球の位置を知られたら、ETIが攻撃してくるかもしれないじゃないか」…この議論は昔からあるなあ。
"THE KILLING STAR"、このSFは知らなかった。邦訳はされてないようだ。
有名なセーガンの主張:「好戦的な文明は宇宙に乗り出す前に自滅するだろうから、宇宙で出会う文明は友好的であろう」
これを無条件で信ずるべきではないというのは同感。まず反例として、地球人類の存在が挙げられるだろう。地球人類の文明は好戦的だし、特に核兵器を持ってからはあやうい事態が何度かあったものの、今のところは自滅せずにどうにか存続できている。(まあ、人類はまだ宇宙文明には到達していないけど)
そもそも、脅威になりうる対象を排除してこなかった生命/文明が、安定して長期間生き残れるとは思えない。(地球人類でも──辛うじて1つだけ──天然痘ウィルスに対しての勝利がある)
ただ、恒星間の空間を乗り越えてまで、『脅威となりうる』対象を殲滅するか/できるかとなると、話は別だろう。というより、まず前提である『脅威となりうる』という可能性が、恒星間の空間によってほぼ0%にされるだろう。距離と時間の隔絶が大きすぎる。
ということで、個人的な見解としては、こう:「惑星間の戦争を描いた古典的な『宇宙戦争』だったらあり得たかもしれない。でも、恒星間の文明の衝突を描く現代的な『宇宙戦争』はあり得ない。だから、Active SETIには何の危険性もない」
もちろん危険の可能性が nearly 0 ではあるが equal 0 でない以上、慎重であることに反対はしない。でも、その可能性というのが単なる nearly 0 ではなくて、nearly 0 に nearly 0 を乗じたものだということは議論の前提にしてほしい。
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