TarZの日記: ねむらなくてもつかれないくすり 5
日記 by
TarZ
1日の生活リズムを作っている体内時計の周期を劇的に伸ばす化合物が見つかったそうだ。睡眠障害の治療や時差ボケの解消、大事な友達とのお別れの夜のお供にどうぞ。
Compound With Potent Effects on the Biological Clock Discovered
PLoS Biology High-Throughput Chemical Screen Identifies a Novel Potent Modulator of Cellular Circadian Rhythms and Reveals CKIα as a Clock Regulatory Kinase
(え、まだ研究向けでしかないの? 一夜漬け、緊急障害対応にもよさげなんだけど)
この化合物は、12万種類もの候補から見つけ出したそうな。現代ではいくつもの生物の全ゲノムが読み取られているのに、未だにサルバルサンの時代と同様の物量作戦が活躍しているのね。
まあゲノムから直接分かることは限定的(合成されるタンパク質だけ?)だろうし、仕方がないのか。有効な化合物のふるい分けを一つ一つ手作業でやったわけではなく、ほとんど自動化されているだけ、現代の研究はマシと考えるべき?
眠ったままでいてほしい時にも使えそう (スコア:2)
人工冬眠とかそっち方面でも応用できる分野があるのではないかと。
老人だと思ったより寿命が延びたりして。
疲れないなら良いな (スコア:1)
カフェインを過剰摂取したときは、ただ単に眠気が無いだけで、活動時間が長引けばやっぱり疲れてました。
で、眠れないから効果的に疲労が回復せずただしんどいまま動き続けてた状態・・・
それが疲れも無くなるというなら画期的ですね。
シャブみたいな副作用が無ければいいけど。
伸ばすのに薬はいらねぇ (スコア:1)
自転周期とは無関係でいいから一日が30時間くらいあればいいのに(ぉ
ゲノムがわかっても (スコア:1)
それだけでタンパク質の機能を特定するのは無理がありますからね。
# まぁゲノムからある程度特定することもそれなりに可能ではあるかも。
ましてやタンパク質間の相互作用とかが絡んでくるとゲノムだけでは
お手上げ、って感じだと思います。で、大体重要な機能とかめんどくさい
仕組みは大抵複数のタンパク質が絡んだ機構になっているわけです。
この研究の時間に関する何かについてもいわずもがな。(…多分)
なので、生活リズムの制御に関わるタンパク質の活性を制御する化学物質を
brute force で探しているように見えます。論理的に探すのは無理があるし。
で、これがこれまでできなかった、やれなかった理由としてはこれをやるには
ロボットを使った自動化ももちろんですが、謎なやたらたくさんの化学物質の
プールみたいなもの(?)、蛍光タンパク質を利用して活性がありそうな物質を
実験室系で割と高速に特定する仕組みとかが全部そろわないといけなかったから
なのだと思います。これらがそろったのは相当最近のハナシじゃないでしょうか。
それにプラスして異分野間の協力もあるよなぁ。この研究でも結構コラボしてるげ
だし。
# あ、蛍光タンパク質使ってうんぬんかんぬんは最近ノーベル賞取ったクラゲの
# 蛍光タンパク質に関係する重要な技術ですね。
まぁなんだかんだ進歩しているんだと思います。というか最近やたら進歩している
ような気もします。ただ、パっと見は地味な気がしなくもないです。
# 専門家ではないので、本職の人がいたらツッコミよろしくー。
なぜ睡眠が必要なのか、分子生物学的くらいまで (スコア:0)
解明しないと、なんらかのバランスを崩すだけで、結局廃人をつくるだけのように思う。